[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2020/11/24
抄訳記事公開日:
2021/01/07

ドイツはグリーンイノベーションの原動力ならなければならない

Karliczek: Deutschland muss Antreiber und Technologieführer für grüne Innovationen werden

本文:

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は環境保護および持続可能性に対し40億ユーロの研究助成投資を決め、これに関して概略下記のような報道発表を行った。

BMBFは新たな戦略「持続可能性に関する研究(FONA)」を発表。「将来の進路を知る」をモットーにBMBFの環境保護および持続可能性に関する研究助成は、2016-2020年の20億ユーロから今後5年間に40億ユーロに倍増される。これに関してカルリチェク連邦研究大臣は以下の通り説明した。

「ドイツはグリーンイノベーションの原動力および技術リーダーにならなければならない。経済的、エコロジー的、社会的なイノベーションによってのみ、2030年までに国連が定める「持続可能な開発目標」(SDGs)を達成できる。このためには新たなアイデアと実現可能な解決策のために新たなダイナミズムと気候保護と持続可能性に関する研究助成への投資の増加を必要とする。新FONA戦略により、今後5年間の環境保護と持続可能性に関する研究助成を40億ユーロへと、倍増した。これにより、持続可能性研究を最優先とすることになる。

2050までに気候中立の達成,エミッションゼロモビリティ、資源高効率循環経済、石炭採掘地域の構造転換等、我々が直面する様々な課題を考えると、イノベーションの必要性は非常に高い。

持続可能性の向上に向けた変化に伴い、長期的にドイツの競争力を確保し、ポストコロナ時代のドイツ経済のためにイノベーションを推進しなければならない。だれも置き去りにしないためにも構造的に弱い地方の強化、平等な生活環境や社会的な連携の実現がFONA戦略の不可欠な要素となっている。

新FONA戦略が危機に強い、持続的な未来の構築のため、我々の生活と繁栄を守るための刺激策となることを期待する」。

[DW編集局]