[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2020/11/24
抄訳記事公開日:
2021/01/12

大型研究センターが科学拠点ドイツと石炭地域を未来へと導く

Großforschungszentren sollen Wissenschaftsstandort Deutschland und Kohlereviere in die Zukunft führen

本文:

連邦教育研究省(BMBF)およびザクセン州が年間、センター当たり1億7,000万ユーロを助成する2つの新たな研究センターに関するアイデア公募がスタートすることになり、概略下記のような報道発表を行った。

ザクセン州に2つの大型研究センターが新設されることになった。BMBFとザクセン州は「科学によって地方の未来を切り開く」プログラムによりセンターの立ち上げおよびそのコンセプトに関する公募をスタートさせる。カルリチェクBMBF大臣は以下の通り発表した。

「ドイツの石炭地域における産業の構造改革を活発に行い、新たな付加価値連鎖および確実な雇用のための基盤を築くことが重要と考える。そのために教育、研究、イノベーションが、ラウジッツ地域および中部ドイツ地域が褐炭生産終了後も良好なインフラを備え、魅力ある、住みやすい地域であり続けることに寄与していく。

科学拠点ドイツをさらに強化し、ザクセン州の石炭地域を未来へと導いていく、国際的発信力をもった2つの新たな大型研究センターを2023年までに設置する。新しい大型研究センターのための、革新的なアイデアを持つ全ての研究者がこの公募に参加するよう呼びかける。

新たな研究センターだけでも両地域に3,000人の雇用効果をもたらすと期待されている。優れた科学研究と経済界との協力に関する革新的なコンセプトとの組み合わせは、起業や、スタートアップの定着に魅力的環境を生みだし、併せて石炭地域の人々へ新たな将来展望をもたらす。そのため石炭地域構造強化法の枠組みの下で、ザクセン州と共にセンター当たり年間最大1億7,000万ユーロを投入する」。

[DW編集局]