[本文]
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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 連邦航空局(FAA)
- 元記事公開日:
- 2020/10/30
- 抄訳記事公開日:
- 2021/01/14
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米国運輸長官が新たなドローン空域統合プログラムを発表
- 本文:
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2020年10月30日付け、米国連邦航空局(FAA)による標記記事の概要は次のとおりである。
米国運輸長官は3年間の無人航空機システム(UAS)統合パイロットプログラム(IPP)が10月25日に成功裏に終了し、後続のBEYONDというイニシアチブを立ち上げたと発表した。
IPPは2017年10月に大統領覚書により始まった競争的プログラムで、149の応募から9件が採択された。参加者はFAAの既存の規則の下で動作するドローンを開発し、荷物の配達、パイプラインや送電線の検査、洪水被害の評価、牛の集計、緊急通報への応答、航空機の検査、その他多くの任務を成功裏に遂行した。公衆衛生上の緊急事態発生時には、IPP参加者の多くが当初の任務から転換してCOVID-19の対応と回復をサポートした。このことは新しい環境でのドローン運用の価値の高まりを示している。
IPPの下で収集された3年間の情報はBEYONDに適用され、ドローンの米国内空域への安全な統合をさらに発展させる。IPPは米国のドローン業界を前進させ、国内の革新的な官民パートナーシップを通じて、テストと運用を前例ないほど拡大した。BEYONDはこのIPP成功の上に成り立ち、ドローン統合に向けての次なる挑戦に挑む。IPPプログラムに参加した9つの州、地方、先住民自治体のうち8つがBEYONDに参加のためFAAとの新しい合意に署名した。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]