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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国防高等研究計画局(DARPA)
- 元記事公開日:
- 2021/01/08
- 抄訳記事公開日:
- 2021/01/15
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★DARPAが現場で展開可能なコンパクトな電子直線加速器の開発を目指す
- 本文:
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国防高等研究計画局(DARPA)が、高出力で展開可能な電子直線加速器の開発を目標とする、ACCELプログラムを発表した。直線加速器(LINAC)は、電子または亜原子粒子を直線に沿って加速し、高エネルギービームを生成する。貨物検査、医療診断、食品滅菌用のX線の生成、さらには癌細胞を破壊するための精密な外部放射線治療など、様々な商業用途があるが、強力な電子ビームの生成には、数十メートル以上の大きさのLINACの構築が必要であり、大きすぎて重すぎるため、現場での軍事用途には実用的に使えない。ACCELプログラムでは、トラックや航空機で輸送できる高出力のコンパクトで頑丈なLINACの開発を目指す。具体的には、最大35メガ電子ボルト(MeV)のビーム出力、システム全体重量が75キログラム未満、直径0.4メートルの長さ1メートルのシリンダーに収まる能力が要求される。
[DW編集局+SciREX編集局]