[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2020/12/01
抄訳記事公開日:
2021/01/18

BMBFがデジタルサミットで環境技術とデジタルイノベーションを提唱

Karliczek: Forschung führt Digitalisierung und nachhaltige Entwicklung zusammen

本文:

ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は、連邦政府のデジタルサミットにおいて、環境技術およびグリーン・エレクトロニクスにおけるデジタルイノベーションをプレゼンし、これに関して概略下記のような報道発表を行った。

デジタルサミットの本年度のテーマは「デジタルで、より持続的な生活を」である。BMBFは行動計画「自然(Natural)、デジタル(Digital)、持続可能(Substainable)」によって、デジタル化と持続可能な発展の統合に向けて舵を切った。デジタルサミットで、BMBFは新たな助成イニシアチブDigital Green TechとGreen ICTを公表した。これに関してカルリチェクBMBF大臣は以下の通り説明を行った。

「持続的発展にとって重要なのは、デジタル技術の効率性について、より詳細に注目することである。イノベーション国ドイツとして、資源効率の向上とグローバルな持続可能性目標の達成のために、デジタル化の積極的な推進者となる。デジタル環境技術は生産プロセスの省エネルギー・省資源化を可能にし、設備のネットワーク化やより効率的な運用で、企業を支援する。

デジタル化やそれと関連する、人工頭脳(AI)のようなコンピュータ集約的技術の普及に伴い、エネルギー消費も情報通信技術によってますます注目される。経済拠点およびイノベーション拠点としてのドイツにとって、ここに大きなチャンスがある。持続可能な発展のために我々は2つのものを必要とする、即ち、スマートな環境技術と省エネ情報通信技術のためのエレクトロニクスである。そのための原動力となり、この2つの領域に関する問題解決の新たなアプローチを前進させながら考えることがアカデミアの使命であると私は理解している。その接点に環境や経済のための新しいチャンスが生まれてくる。

BMBF助成プログラムDigital Green TechとGreen-ICTによって、持続可能で、生きがいのある世界のために、新たな技術的ソリューションを進めていく」。

[DW編集局]