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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 国立研究機構(ANR)
- 元記事公開日:
- 2021/01/18
- 抄訳記事公開日:
- 2021/01/22
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★ANRナノヒータープロジェクト:特定分子の検出や病気診断を可能とする微生物プログラミング
- 本文:
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合成生物学の急速な発展により、微生物をプログラミングすることで、特定の分子の検出や病気の診断等を可能にする全細胞バイオセンサーや治療用ベクターの開発など、幅広い応用の可能性があるが、その空間的制御に困難があった。国立研究機構(ANR)ナノヒータープロジェクトの責任者でパスツール研究所の研究ディレクターでもあるZoher Gueroui氏は、鉱物学・材料物理学・宇宙化学研究所(IMPMC)等の同僚たちと共に、大腸菌を改変して磁気特性を与え、外部磁場によって、それらを空間で誘導することに成功した。これらは、環境内の化学分子(病原体、重金属、または汚染物質)を検出して、光信号を発するようにプログラムしたり、癌細胞の破壊を促進する治療用分子の生成に応用することができる。
[DW編集局+SciREX編集局]