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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学技術協会(CAST)
- 元記事公開日:
- 2020/11/25
- 抄訳記事公開日:
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中国のデジタル経済規模、35.8兆元に達す
- 本文:
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2020年11月25日付の中国科学技術協会(CAST)による標記報道の概要は以下のとおり。
11月23日に開催された「世界インターネット総会インターネット発展フォーラム」にて、「世界インターネット発展報告2020」と「中国インターネット発展報告2020」青書が、公表された。「中国インターネット発展報告2020」は、2019年に中国のデジタル経済の規模が35.8万億元(35兆8,000億元)、GDPに占める比率は36.2%に達し、中国デジタル経済の総量規模および成長速度は世界のトップグループに入る旨、指摘している。
「中国インターネット発展報告2020」によると、2020年5月末現在、中国の光ファイバーネットワークが都市・農村を全面的にカバーし、光ファイバーユーザーが占める比率は93.1%を占め、世界一となっている。2019年、中国の4G基地局総数は544万か所で、モバイルインターネットアクセスデータ流量は1,220億GBで、世界一となっている。5G基地局の建設数は今年9月現在ですでに48万か所を超えている。
「世界インターネット発展報告2020」によると、今年に入って以来、新型コロナウイルスの感染は世界的規模で爆発、蔓延し、世界の経済社会に極めて大きな衝撃をもたらしている。インターネットの重要性はますます顕著になり、デジタル経済はコロナ感染状況の影響への対応、経済体系再建および管理能力向上の重要な力となっている。インターネットは、工業回復、生産回復、経済復興、社会転換において重要な役割を果たしていると指摘している。
青書は中国ネットワーク空間研究院が編纂し、北京郵電大学、国家工業情報安全発展研究センター等の機構が共同で関与したもので、主に昨年の世界と中国のインターネットの発展状況に焦点あて、国内外の関連分野における最新の研究成果と鮮明な事例を集めてまとめており、世界のインターネットの発展および管理のために、理論的思考と経験の共有を提供している。
夏学平中国サイバー空間研究院院長は、2019年に中国の電子ビジネスの取引額は34兆8,100億元(約567.4兆円)に達し、前年と比べて6.7%増加し、ライブコマース等の新しい業態が 爆発的に発展し、農村の電子商取引が急速に増加していると述べた。また今年に入って以来、ネットワークショッピング、オンライン教育、オンライン娯楽、リモートオフィス等のオンラインのニーズは、比較的急速に増加し、サービス業のデジタル化の水準向上を加速させていると述べている。
[DW編集局]