[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国家量子調整室(NQCO)
元記事公開日:
2020/12/08
抄訳記事公開日:
2021/01/28

「国家Q‐12教育パートナーシップ」キックオフイベントの開催

Summary of the National Q-12 Education Partnership Kick-off Event

本文:

2020年12月8日付けの国家量子調整室(NQCO)による標記記事の概要は以下のとおりである。

「国家Q-12教育パートナーシップ(National Q-12 Education Partnership)」は、大統領府科学技術政策局(OSTP)と米国国立科学財団(NSF)の主導による、中学・高校のコンピュータ科学、数学、物理学、化学のコースに導入可能な9つのQIS(量子情報科学)コンセプトを開発するための取組みを踏まえたものである。NSFは、本取組みを支援するために、Q2Workプログラムや2つの教師のための会議を通じて、約100万ドルを授与している。本パートナーシップは、今後10年間にわたり米国の教育者と協力し、強力な量子学習環境を確保することを約束している。
2020年10月7日、OSTPとNSFは、QIS分野の次世代リーダーを鼓舞するために本パートナーシップの第1回会合を開催した。本会合は、NSFが資金提供している「Q2Workプログラム」との共催で開催され、産官学等から170人以上の関係者が集まり、市民の参加やK-12(幼稚園~高校)レベルでのQIS教育の拡大を促進するための機会について議論した。
議論から得られた主な方針は、①質の高いQIS教材へのアクセスの拡大、②大学入学前の学生へのQIS関連のキャリアパスの認知度向上、③広範な一般市民によるQISの概念の理解増進、④教材やカリキュラムの開発における教師や教育者の参画、である。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]