[本文]
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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 大統領府
- 元記事公開日:
- 2020/12/09
- 抄訳記事公開日:
- 2021/02/02
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米国の国家宇宙政策の概要
President Donald J. Trump Continues to Advance American Leadership
- 本文:
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2020年12月9日付けホワイトハウスによる標記記事の概要は次のとおりである。
ダイナミックな国家宇宙政策:トランプ大統領は、新しい国家宇宙政策を発表した。この政策は米国の宇宙商品・サービスのグローバルおよび国内市場創出を推進して強固な宇宙産業基盤を育成するというコミットメントを前進させるものである。同政策は、国際協力を拡大し、宇宙での安全で責任ある行動の基準を確立し、米国の宇宙能力の国際的な利用を促進し、宇宙の安全と安定性を高めることを目指す。また米国が宇宙探査で大胆な探求を継続することを確保するために、宇宙探査目標を地球低軌道(地球表面からの高度2,000km以下)を超えて定める。
米国の利益の増進:国家宇宙政策は、米国および米国民のために、宇宙における米国の利益を推進する。政策は、宇宙の責任ある建設的な利用を主導するという米国のコミットメントを支持し、米国民の安全と繁栄を優先している。米国の輸出市場を拡大し、探査目標を高めることで、宇宙における米国のリーダーシップを強化する。国際協力を拡大し、侵略を阻止することで、米国の安全を守り、同様の考えを持つ他の国々とのパートナーシップを育成する。
米国のリーダーシップの回復:70年以上前の空軍創設以来初めての新設軍隊となる、宇宙軍を設立した。これは国防総省(DOD)が、進化する戦闘条件に備えたり、能力を拡大するために必要不可欠である。トランプ大統領がこれまで発表した5つの宇宙政策指針には米国宇宙飛行士による月探査、国家商業宇宙規制の枠組み改革、宇宙システムのためのサイバーセキュリティ原則の策定、などが含まれている。米国航空宇宙局(NASA)の商業乗員輸送プログラムの一環として、企業が初めて人類を軌道上に送った。トランプ大統領は、2017年に24年ぶりに国家宇宙会議を復活させる大統領令に署名した。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]