[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
元記事公開日:
2020/12/05
抄訳記事公開日:
2021/02/12

PariSanté キャンパス:フランスをデジタル・ヘルスの世界的リーダーにする

PariSanté Campus : Faire de la France un leader mondial de la santé numérique

本文:

2020年12月5日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

12月4日フランスのマクロン大統領、連帯・保健省のオリヴィエ・ベラン大臣、MESRIのフレデリック・ヴィダル大臣は共同で、パリサンテ・キャンパス(PariSanté Campus)の立ち上げを発表した。 これは、ヴァル・ド・グラース(Val-de-Grâce)の旧軍事病院敷地内に設置される新しいデジタル・ヘルス・キャンパス・プロジェクトである。

国内および国際的なパートナーシップに開かれ、公的機関や一流の民間パートナーの知識と専門能力が結集するこの場所は、フランスをデジタル・ヘルス研究・イノベーションの世界的リーダーの一つにすることを目指している。

MESRI は、Val-de-Grâce の敷地にデジタル・ヘルス研究・イノベーション・キャンパスの創設を開始し、国立保健医学研究所(INSERM)、パリ科学・人文学(PSL)大学、国立情報学・自動制御研究所(INRIA)、デジタルヘルス庁、ヘルス・データ・ハブなどの関係機関と共同で、すでに始まっている相乗効果の展開を図る。

このキャンパスでは、スキルと専門知識を共有し、データベースと機器をコミュニティで利用できるようにする。パリサンテ・キャンパスはまた、世界中の研究者が集まり、研究成果を共有できる国際会議場センターを擁する。ビジネスホテルやスタートアップ・インキュベータは、この環境から利益を得たいと考えている企業を受け入れる。公的機関と民間のパートナーが一堂に会するこのキャンパスは、起業プロジェクトの展開支援、教育、イノベーションや実験向けの支援ツールの提供など、医療セクターのすべての関係者のニーズに応える。

● キャンパスの規模を示す数字

・全体予算:3億6,000万ユーロ
・面積:7万3,000平方メートル
・公的連携機関:5機関
・連携研究機関:3機関
・ビジネスホテル:1社

[DW編集局+JSTパリ事務所]