[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2020/12/08
抄訳記事公開日:
2021/02/17

国防研究・イノベーションの支援:2021年度ASTRID公募の開始

Accompagnement de recherches et d’innovations défense : ouverture prochaine de l’appel ASTRID 2021

本文:

2020年12月8日付国立研究機構(ANR)の標記発表の概要は以下のとおり。

ANRが実施し、国防イノベーション庁(AID)が資金支援し、軍事装備総局(DGA)の担当下にある ASTRID プロジェクト公募(第11次)が1月前半に開始される。

● 民用および軍事目的の研究を支援する

2011年にDGAとANRによって策定された ASTRID プログラムは、二重の研究プロジェクトの支援を目的とする。つまり、最終成果が民用・軍用の両領域に関係するものである。技術的成熟度レベル(TRL)が1から4の間である、非常に探索的・革新的な性質の研究(つまり、基本原理の観察・記述から、実験室環境での検証に至るまで)の資金支援を可能にする。

● 多様な研究テーマ

本プログラムでは、幅広い研究テーマが支援されている。今年の主要テーマは、「情報工学」、「サイバーセキュリティ」、「流体と構造」、「音響と電波」、「ナノテクノロジー、センサー、コンポーネント」、「フォトニクス」、「材料」、「化学とエネルギー」、「生物学、ヘルス、有核赤血球(NRBC)」、「人間とシステム」、「イノベーション管理に適用される人文社会科学」である。
特定テーマのバリエーションに特化した、テーマ別の ASTRID プロジェクト公募も開始可能である。(2020年には、量子技術の公募が行われた)。

ASTRID プロジェクト公募は、18か月~36か月の期間のプロジェクトを支援し、プロジェクトごとに最大30万ユーロの助成が充てられる。これまでに、308件のプロジェクトが資金支援を受けているか、2020年次でのファンディングの途上にある。その結果、毎年20~42件のプロジェクトが支援を受けている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]