[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国航空宇宙局(NASA)
元記事公開日:
2021/01/08
抄訳記事公開日:
2021/02/22

NASAとNSFが広範な研究協力協定を締結

NASA, NSF Sign Agreement to Advance Space, Earth, Biological,Physical Sciences

本文:

2021年1月8日付けの米国航空宇宙局(NASA)による標記記事の概要は以下のとおりである。

NASAと米国国立科学財団(NSF)は、米国の国家宇宙政策を推進し、科学の進歩を促進するために、宇宙、地球、生物学、物理科学の発展に向けた相互に有益な研究活動において、両機関の長期に亘るパートナーシップの継続を確認する覚書に署名した。本協定は、両機関のミッションの中心となる科学、工学、教育の多くの分野における幅広い研究と活動を対象としている。

今回の合意により、NASAとNSFは、宇宙物理学、惑星科学、宇宙生物学、量子技術、太陽系物理学、地球科学の分野で、NASAとNSFがスポンサーとなっている科学プログラムを推進するために協力を継続する。協力分野には、南極等のNSF管理施設の活用、太陽系外惑星研究地上、空中、宇宙のセンシングシステムからの地球生態系と生物多様性の観測の完全な統合、宇宙天気の予測のための研究と運用の連携枠組み構築、NSFとISSNL(国際宇宙ステーション(ISS)米国国立研究所)間の協力などが含まれる。

さらにNASAとNSFは、科学技術分野への参加を拡大するために共同の取組みを行う。具体的には、NASAのSTEMエンゲージメント室は、NSFのINCLUDES(Inclusion across the Nation of Communities of Learners of Underrepresented Discoverers in Engineering and Science)イニシアチブと協力して、少数民族のための教育機関の人材や、STEM分野への参画が十分でないグループの学生や研究者を活用する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]