[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
政府説明責任局(GAO)
元記事公開日:
2021/01/12
抄訳記事公開日:
2021/03/02

GAOが国防総省に重要技術保護に関する計画を完成させるよう勧告

DOD CRITICAL TECHNOLOGIES: Plans for Communicating, Assessing, and Overseeing Protection Efforts Should Be Completed

本文:

2021年1月12日付の政府説明責任局(GAO)による標記発表の概要は以下のとおりである。

米軍の優位性を維持するためには、航空宇宙システムなどの重要な技術を保護する必要がある。敵対国はしばしばこれらの技術を盗んだり、違法に輸出したりしようとする。重要技術の保護には、複数の連邦機関による共同の取り組みが必要である。

国防総省(DOD)は、米国の優位性維持のために極めて重要な、調達計画、技術、製造能力、研究領域のリスト作成を開始した。しかし、このリストを内部及び他の機関に伝達する方法は決定されていない。

GAOは、DODがリストを伝達する方法を指定し、保護の取り組みを評価・監理するよう、次の3項目を提言した。

提言1: 国防長官は、重要技術保護タスクフォースと協力して、今後の重要な調達計画と技術のリストを、すべての関連するDOD組織と連邦機関に対して、正式に伝達するプロセスを決定するよう国防副長官に指示する必要がある。

提言2: 国防長官は、重要技術保護タスクフォースと協力して、割り当てられた保護措置の実施とその十分性を評価するための適切な指標を、特定し、開発し、定期的にレビューするよう国防副長官に指示する必要がある。

提言3: 国防長官は、重要技術保護タスクフォースと協力して、2020年以降に、どのDOD組織が保護活動を監理するかについて最終決定するよう国防副長官に指示する必要がある。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]