[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2021/02/04
抄訳記事公開日:
2021/03/22

カールスルーエ工科大学(KIT)での大型研究と大学研究の融合に関する協定が合意

Vereinbarung unterzeichnet: Großforschung und universitäre Forschung wachsen am KIT noch enger zusammen

本文:

連邦とバーデンヴュルテンベルク(BW)州が、KITにおける研究の融合(共同で成長を図る)の完結に向けた今後のステップについて同意した。KITは2009年にカールスルーエ大学とヘルムホルツ研究センターカールスルーエ研究所の合併により誕生している。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

カルリチェクBMBF大臣とバウアー BW州科学研究芸術大臣はKITにおける全国でも類のない融合を完結するためのステップに関して同意した。

研究、教育およびイノベーションにおける全てのポテンシャルを活用するため、管理上の障壁が取り除かれ、資金のより柔軟な利用が可能となる。特に人事および予算の領域において大学および大型研究機関の要件を考慮した全く新たな法的構造を開発しようとするものである。連邦と州は融合の法的、財政的な枠組みに関する行政協定に合意し、このほどそれが署名された。

これに関してカルリチェクBMBF大臣は下記通り語った。

「我々は、バーデンヴュルテンベルク州と共にKITにおける次の大きなステップを踏み出せることを歓迎する。KITは大学と大型研究機関の融合を完結させることによって、科学拠点ドイツを全体として強化し、その国際的な魅力を高める。KITはヘルムホルツ協会の研究大学として、将来的に一つの源から、研究、教育、イノベーションをさらに強力に提供することができる。大型研究と大学研究が、KITにおいて共に密接に成長する。将来KITから、科学と技術移転のための強くて大きなイノベーションが期待できると確信する。また、そのために必要な、全国で類を見ない研究、教育、イノベーションの基盤を創り出すことに成功したことを非常な喜びとするものである。KITは不要な管理上の規制から開放され、確実な未来へと進む。協定の増額合意により、連邦はKITをヘルムホルツの機関として今年度3億2,200万ユーロで支援する」。

[DW編集局]