[本文]

国名:
フィンランド
公開機関:
フィンランド雇用経済省
元記事公開日:
2021/01/26
抄訳記事公開日:
2021/03/23
元記事の言語:
英語

バッテリー・セクターにおけるフィンランドの競争力強化および気候目標の促進を目指す新戦略

New strategy to strengthen Finland’s competitiveness in battery sector and to promote climate goals

本文:

2021年1月26日付フィンランド雇用経済省の標記発表の概要は以下のとおり。

国家バッテリー戦略は、フィンランドが国際的なバッテリー業界で競争力があり、有能で持続可能なプレーヤーとなるための手段を示している。本戦略の策定に当たるワーキンググループが、2021年1月26日付で経済大臣にこの戦略提案を行った。欧州連合(EU)は、欧州における革新的で競争力のある持続可能なバッテリー産業の創出を目指しており、この戦略はこの課題に部分的に対応するものである。

フィンランドは、バッテリー・セクターと電化で成功するための多くの強みを有している。バッテリー戦略の基礎には、原材料の入手可能性とそれらを処理する能力、バッテリー材料の研究・生産およびリサイクルに関する専門知識、電化とデジタル化の能力が含まれる。フィンランドはまた、バッテリーの循環経済を推進したいと考えている。しかし、バッテリー鉱物の生産と処理なくして、気候目標を達成することはできない。なぜならば、リサイクルだけでは重要な材料の増大するニーズをカバーできないためである。

フィンランドや他の欧州諸国はバッテリー・セクターの先駆者とは見なされていないが、フィンランドはこのレースの良好な出発点にある。アジア諸国、特に中国、韓国、日本は、バッテリー技術において有利なスタートを切っている。

本戦略のビジョンは、2025年にフィンランドのバッテリー・クラスターが、フィンランドでイノベーション、持続可能な経済成長、福祉、スキル、雇用を生み出すことにおいて、競争をリードすることである。ワーキンググループは、次の7項目の目標を提案している。

  • バッテリー・電化クラスターが成長し、一新されること。
  • バッテリー・電化クラスターへの投資が増加すること。
  • バッテリー・電化セクターの担い手は、協力して競争力を高めること。
  • フィンランドのバッテリー・電化セクターが、世界中で成功したブランドとして認められること。
  • 「責任」は、フィンランドのバッテリー・電化セクターの成長、変革、ブランドの重要な部分を占めること。
  • フィンランドの担い手が、新しいバリューチェーンで重要な役割を果たすこと。
  • デジタルソリューションが、知識と事業基盤を拡大させ、バッテリー・セクターの発展を加速すること。

ワーキンググループは、これらの目標を達成するためのいくつかの措置を提案している。これには、バッテリー・セクターの担い手を結集して、戦略を実施する責任を負う新しい国家的協力組織の設立が含まれる。その他の措置として、バッテリーエンジニア向けの教育プログラムによる能力向上、バッテリー・セクターのニーズに焦点を当てた研究プログラムの計画作成、バッテリー投資の目的地としてフィンランドを市場に売り出すための代表団の任命、公的資金の展開などがある。

[DW編集局+JSTパリ事務所]