[本文]

国名:
米国
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2021/01/21
抄訳記事公開日:
2021/03/23
元記事の言語:
英語

COVID-19対応とパンデミックへの備えに関する国家戦略

National Strategy for the COVID-19 Response and Pandemic Preparedness

本文:

2021年1月21日付の大統領府による標記発表の概要は以下のとおりである。

この国家戦略は、1世紀のうちで最悪の公衆衛生危機から米国を救出するためのロードマップを提供する。これは、COVID-19パンデミックに対処するための連邦政府全体で実行可能な計画の概要を示している。

大統領府は、国家戦略を実行するために、連邦省庁全体に亘ってパンデミック対応を調整する責任を負う「COVID-19対応室」を設置する。国家戦略は、次の7項目の目標を中心に構成されている。

● 米国民による信頼を取り戻す

  • 意思決定が科学と公平性によって推進される国としてのCOVID-19 対応体制を確立する。
  • 専門家主導の科学に基づく公開ブリーフィングを定期的に実施する。
  • 主要な対応指標に関するデータを公開する。
  • 米国民を関与させる。
  • 科学第一の公衆衛生キャンペーンを主導する。

● 安全で効果的かつ包括的なワクチン接種キャンペーンを実施する

  • 米国民が安全で効果的なワクチンを入手できるようにする。
  • ワクチン接種を迅速化し、最も必要としているコミュニティに接種を行う。
  • ワクチン接種を受けるために必要な数の場所を創設する。
  • 支援が届きにくくリスクの高い住民に焦点を当てる。
  • ワクチン接種の管理にかかる費用について、医療提供者、州、地方自治体に公正に補償する。
  • ワクチン接種キャンペーン全体を通じて公平性を高め、パンデミックへの対応を拡大する。
  • ワクチン接種に関する全国的な公衆教育キャンペーンを開始する。
  • ワクチン接種のデータシステムと透明性を強化する。
  • ワクチンの安全性と有効性を監視する。
  • ワクチン接種の取り組みを支援するために医療従事者の迅速な拡充を図る。

● マスク着用、検査、治療、データ、労働力、明確な公衆衛生基準の拡大を通じて感染拡大を緩和する

  • 知事、市長、そして米国民と協力して、全国的にマスク着用を実施する。
  • 検査の規模拡大・拡張を図る。
  • 検査を効果的に配備し、検査へのアクセスを拡大する。
  • 治療法を優先課題とし、包括的・統合的な COVID-19 治療法の発見・開発プログラムを確立する。
  • 実用的で証拠に基づく公衆衛生指針を作成する。
  • 米国の公衆衛生労働力を拡大し、COVID-19の臨床ケア能力を高める。
  • COVID-19への対応の指針となるデータを改善する。

● 緊急救援を直ちに拡大し、国防生産法を行使する

  • 各州への緊急ファンディングを増やし、連邦緊急事態管理庁(FEMA)の対応を強化する。
  • 国防生産法(DPA)を発動して、供給不足を補う。
  • 緊急の COVID-19 関連の供給ギャップを特定して解決し、サプライチェーンを強化する。
  • パンデミック・サプライチェーンを確保し、米国に製造拠点を創設する。
  • 重要な材料の流通を改善し、入手可能性を拡大する。

● 労働者を保護しながら、学校、企業、旅行を安全に再開する

  • 学校の安全な再開を支援するための、国家戦略を実施する。
  • 保育所や在宅保育での安全な運営を支援する。
  • 高等教育における公平な再開と運営を支援する。
  • 労働者を保護し、より強力な労働者安全指針を発行する。
  • 企業が安全に再開するための指針と支援を提供する。
  • 安全な旅行を促進する。

● 最もリスクの高い人々を保護し、人種、民族、地方/都市の境界を越えて公平性を高める

  • COVID-19健康公平性タスクフォースを設置する。
  • 高リスク集団のデータ収集と報告を増やす。
  • 重要な COVID-19 の個人用防護具、検査、治療、ワクチンへの公平なアクセスを確保する。
  • 質の高い医療へのアクセスを拡大する。
  • 地域密着型の労働者など、臨床及び公衆衛生の労働力を拡大する。
  • 満たされていない基本的なニーズに対処するべく、社会福祉セーフティネットを強化する。
  • COVID-19のリスクが最も高いコミュニティを支援する。

● 米国のグローバルなリーダーシップを回復し、将来の脅威に対するより適切な備えを構築する

  • 世界保健機関(WHO)と米国の関係を修復し、その強化と改革に努める。
  • 国際的な COVID-19 公衆衛生と人道的対応を急ぐ。
  • 国際的な COVID-19 の対応における米国のリーダーシップを回復し、世界的な健康の安全と外交を推進する。
  • より適切な生物学的備えを構築し、生物学的脅威に対する強靭性を強化する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]