[本文]

国名:
ドイツ
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2021/02/22
抄訳記事公開日:
2021/04/16
元記事の言語:
ドイツ語

連邦首相と連邦教育研究大臣が教育におけるデジタル化の重要性を強調

Bundeskanzlerin und Bundesbildungsministerin betonen Bedeutung der Digitalisierung in der Bildung

本文:

メルケル首相とカルリチェク連邦教育研究大臣が「デジタル教育イニシアチブ」をスタートさせることとなり、連邦教育研究省(BMBF)から概略以下のような報道発表がなされた。

メルケル首相とカルリチェク大臣は「デジタル教育イニシアチブ」を始動させる。ドイツにおけるデジタル教育をさらに拡大し、大幅に増加させることが目標である。コロナパンデミックはデジタル教育や学習の機会がいかに重要かということを明確に示した。それだけにデジタル教育を提供することで、学習、教育、訓練をさらに発展させ、デジタルスキルを幅広く強化することがより重要である。

2月22日、首相とBMBF大臣は、デジタルキックオフ式典を開催して、「デジタル教育イニシアチブ」をスタートさせる。メルケル首相、カルリチェクBMBF大臣、ベアデジタル担当大臣は、オンライン対話“#bildungdigital“ (教育デジタル)において、有識者と共にデジタル時代における教育の展望および要請に関して話をする。

メルケル首相は、これに関して以下のように発言した。「この一年、我々の生活はパンデミック一色だった。接触の制限、自分の健康そして家族の健康の心配、あるいは自由の制限、旅行を諦める等、日常は大きく変化した。いつかこれら全てを過去のものとするであろう。しかしながら、ひとつだけ確実に残るものがある。それは、日常生活がよりデジタル化した、ということである。児童生徒は今や距離に関係なく家庭でオンライン授業を受けているし、職業に従事するものは家でビデオ会議により同僚と議論している。これら全ては新型コロナ危機から生まれたものであるが、これを追い風として捉えることができる。ドイツにおけるデジタル教育を一層後押しするために、利用可能な追い風である。

このため私はカルリチェクBMBF大臣と共に「デジタル教育イニシアチブ」を創設した。目標は、デジタルツールによって学習を改善し、デジタル化の最重要領域に関する知識を強化することにある。即ち、全ての年齢層、あらゆる教育の背景をもった人々を対象とする。今日、既にデジタルの優れた教育コンテンツが存在しており、教育プラットフォームを利用してそれらへのアクセスを容易にする。有効な学習アプローチそして非常に勇気づけられる確信的アイデアが存在する。デジタル学習に関するネットワークがこれらを可視化することになる。デジタルでできることに関する基礎的理解およびそれらを有効に利用する方法、これらは職場においてはもとより、日常生活において問題なく過ごすためにもますます重要となる。特に多くの高齢者がより多くの援助の手を求めていることを承知しており、学習アプリ「都市/州/データフロー(Stadt/Land/DatenFluss)」がダウンロードできるようになっていることを歓迎する。このアプリは市民大学(Volkshochschule)連盟が開発したもので、データについてもっと知りたい、あるいは自己決定によるデータ利用をもっと学習したいと思う全ての人々を対象にしている」。

カルリチェクBMBF大臣は、「デジタル化は、既に我々の日常生活の一部分で進んでおり、同様に、ますます教育においても当然のインフラとならねばならない。これまでの取り組みを超えて、ドイツの教育システムにおける日常の学習、授業、教育、訓練を、教育全体にデジタル教育を提供することによって向上させていく。目標の中心は、全ての人々を育成し、それによってデジタルが支配する世界において独立して行動し、社会的かつ経済的な生活に参加できるようにすることである。

教育のデジタル化において次なるフェーズを開始する。2月22日#bildungdigitalの催しは、デジタルインフラの構築を進め、適切なコンテンツおよびツールにより、学ぶ側と教える側両方のデジタルスキルの取得を推進していく。全ての人が、教育・再教育の個々に適したデジタル教育コンテンツを受講することができる。

デジタル教育は読み書きと同じく重要なものでる。若いうちにデジタルメディアを適切に利用する方法を学ばねばならない理由である。連邦政府として既に「デジタル教育協定」にコミットしており、高いレベルのインフラの構築のために、65億ユーロを用意している。デジタル化は教育のための巨大な近代化プロジェクトであり、デジタルの可能性を正しく利用することができれば、学ぶ者全てを、以前よりも個人に応じて支援することができる。すなわち、それぞれのニーズ、それぞれの知識水準、そしてそれぞれの希望する速度に合わせて、支援することができる」と語った。

[DW編集局]