[本文]

国名:
フランス
公開機関:
経済・財務・復興省
元記事公開日:
2021/02/17
抄訳記事公開日:
2021/04/19
元記事の言語:
フランス語

DGEが「ディープテック・ベンチャーキャピタル・ファンドの展望」を公表

LA DGE PUBLIE UN « PANORAMA DES FONDS DE CAPITAL-RISQUE DEEP TECH »

本文:

2021年2月17日付経済・財務・復興省の標記発表の概要は以下のとおり。

企業総局(DGE)は、2020年7月から9月にかけて、ディープテックに投資している約30社のベンチャーキャピタル管理会社を対象に、投資総局(SGPI)および財務総局と共同で実施した調査結果をこのほど公表した。

技術企業の発展は、フランスと欧州の経済競争力を確保するための主要な課題の1つである。これが、フランスが未公開株市場の開発と構造化を数年間の優先課題の1つにした理由である。これは特に、92億ユーロを原資に割り当てた「将来への投資計画」を通じたものである。

政府は2年間、既存の企業やセクターだけでなく、新しいプレーヤーの出現も支援することにより、ディープテックの開発促進に取り組んできた。これが2019年に開始されたディープテック計画の意義である。この計画は、100億ユーロを投じた「イノベーションと産業のための基金」および将来への投資計画による、新たな資金に基づいている。

このセクターはまた、「企業の成長・変革のための行動計画に関する法」(PACTE法)と複数年研究計画法(LPPR)による改革された枠組みの恩恵を受けている。これらの法律は、公的研究と起業の間のリンクを強化するものである。

● 今回の調査結果から得られた主な知見

今回の調査からいくつかのハイライトが浮かび上がる。このセグメントで調達された資金の勢いは2015年以降大幅に加速しており、年間平均成長率は60%で、フランスは欧州で2番目に位置している。

この進展の兆候として、調査対象のほとんどの管理会社は、2023年までに新しい資金を調達し、ほとんどの場合、後の段階に対して介入の範囲を拡大する計画を立てている。これらの資金調達は、2023年までに59億ユーロに達し、各資金調達当たり平均2億9,200万ユーロになる。

専門分野に関しては、医療機器(Medtech)と生物医学(Biotech)を含む HealthTech が非常に代表的であり、ディープテック資金合計の27%に達していると考えられる(分野ごとにはそれぞれ14%と13%)。
次にデジタル(AI、サイバーセキュリティなどの特定のソフトウェア業務、ハードウェア)が続く。これは、ディープテック資金合計の約21%に相当する。

ただし、この展望ではいくつかの構造上の弱点を明らかにしている。第1の懸念は、一連の活動の開始時に、主に技術者の文化を特徴とするフランスのディープテック起業家のプロフィールそのものであり、市場の課題との繋がりに欠けていることがある。これらの2つの側面を調整することが、(特に牽引役として機能するベンチャー投資家の組織化されたネットワークがない場合に)、これらのセクターの展開に不可欠である。したがって、起業家への支援は不可欠である。

● COVID-19危機の影響

市場はビジネスフローの面で活力を維持しており、プレーヤー、特に外国勢はフランス市場で積極的に自分たちを位置付けようと努めており、新興企業の活用増につながる場合もある。特に BioMedTech やデジタルセクターは、加速現象の恩恵を受けている。他のセクターで観察された活性低下は、対象となる期間にわたって平均して約10%である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]