[本文]

国名:
ドイツ
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2021/02/25
抄訳記事公開日:
2021/04/23
元記事の言語:
ドイツ語

人工知能は未来の基幹技術

Karliczek: „Künstliche Intelligenz ist eine Schlüsseltechnologie der Zukunft“

本文:

連邦および州が、大学教育における人工知能(AI)の助成に1億3,300万ユーロを投入することになり、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略以下のような報道発表を行った。

連邦と州は大学に対し、大学教育における人工知能(AI)の助成のため1億3,300万ユーロを投入する。これに関する公募は2月25日(木)に発表され、12月に連邦と州が締結した取り決めを実行に移す。連邦は助成金の90%を負担する。目標は、AI領域における経済界および学界への専門人材の供給を拡大し、AIの利用により大学教育を改善することにある。

これに関してカルリチェクBMBF大臣は以下のとおり表明した。

「AIは未来の大きな基幹技術であり、国民の生活に大きな影響を与える。我々がボールをキープする(常に有能である)場合にのみ、競争力を長期的に確保できる。ドイツにおいて自ら、基幹技術を理解し、製造し、開発できるようにならなければならない。

未来ある学生がこの領域における適格な職務のために必要な能力を最高水準で学び取ることが重要と考える。AIは単なる学習内容だけでなく、改善させようとする教育の将来有望な手段でもある。例えば教育および学習プロセスの個別化において、格別な可能性を見出すものである。特に学生数の増加という背景を前にして顕著であるAIはまた学業での成功の割合を高めること、および公平性の改善にも寄与することができる。連邦と州がこの施策を共に実施することを歓迎するものである」。

背景:

助成イニシアチブの法的基盤は2020年12月10日の合同科学会議(GWK)によって決定された連邦州協定「大学教育におけるAI」である。連邦と州は、その資金として最高1億3,300万ユーロを投入する。連邦と申請当事者であるそれぞれの州との助成資金負担割合は90:10となる。大学は2021年4月30日まで、プロジェクト提案をもって助成に応募することができる。

AIを大学システムの中で効果的に幅広く展開させるために、助成イニシアチブは二つの主要目標を追求する。履修課程としてAIに関する知識を授けることは、専門人材の能力取得に寄与するものである。あらゆる専門分野および専門領域における新たなAI課程の設置によって、達成されるべきものである。

第2の目標は教育にAI技術を利用することによる大学教育の質的改善である。そのためには教員の支援ための補助システムの開発および個別の学習内容を作成するための“Learning Analytics“ の利用が考えられる。教員や管理要員のための能力取得および再教育のオファーの創設や実施も助成可能な措置である。データ倫理的な観点およびデータ保護法規定の対応も考慮すべきものである。国立大学はそのアイデアをもって、個々の計画に関して最高200万ユーロ、また合同計画に関しては最高500万ユーロを、48か月以上の助成として申請することができる。

[DW編集局]