[本文]

国名:
EU
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2021/03/12
抄訳記事公開日:
2021/05/06
元記事の言語:
英語

コネクティング・ヨーロッパ・ファシリティ(CEF)提案に関する合意

Commission welcomes agreement on the Connecting Europe Facility to fund greener, more sustainable transport and energy networks, and digitalization

本文:

2021年3月12日付欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり。

2021〜2027年の次期欧州連合(EU)長期予算の一環としての、337億ユーロ相当のコネクティング・ヨーロッパ・ファシリティー(CEF)提案に関して、欧州議会(EP)と欧州理事会はこのほど合意に達した。CEFプログラムは、欧州の輸送、エネルギー、デジタルのインフラ・ネットワークへの投資を支援する。

● EUの輸送システム

スマートで持続可能なモビリティ戦略の目標を支援して、EUの輸送システムがグリーン・デジタル変革を達成し、将来の危機に対してより強靭になるための基盤を築く。「欧州グリーン・ディール」で概説されているように、スマートで競争力があり、安全で、アクセスしやすく、手頃な価格の輸送システムによって、2050年までに排出量を90%削減するという成果が実現される。また、鉄道や、代替燃料を使用する車両のための充電ポイントの開発など、環境に優しい方式を優先する。

CEF(輸送システム)の下で、EU加盟国の輸送プロジェクトに共同出資するべく、258億ユーロがEUの2021~2027年予算からの助成金として、利用できるようになる。

● エネルギー市場

効率的で競争力のある域内エネルギー市場をさらに統合し、国境を越えたネットワークの相互運用性を強化し、脱炭素化と国境を越えたエネルギー協力を促進することにより、CEFは気候とエネルギーの野心的目標達成を支援する。これは、EUのエネルギーシステムをリンクする主要インフラプロジェクトへの的を絞った財政支援により、昨年末に欧州委員会が提案した改訂版TEN-E政策枠組の優先課題を支援する。

CEF(エネルギー)の下では、58億ユーロが、再生可能エネルギーの分野における国境を越えたプロジェクトだけでなく、TEN-E規制の下で共通の関心を持つ共同出資プロジェクトに利用できるようになる。

● デジタル・インフラ

革新的で安全かつ持続可能な国境を越えたデジタル・インフラの開発と展開を支援することで、デジタルネットワーク・サービスの隆盛と、「2025年ギガビット社会」の目標を基盤として2030年目標の「デジタルの10年」における欧州ビジョンの支援を可能にする。また、道路、鉄道、海上ルート、港などの主要な輸送経路に、強靭な高速接続を装備する。同時に、市民は、強化されたオンライン学習、より効率的なデジタルサービスへのアクセス、強化されたリモートコラボレーション能力に関して、より高速で強靭な接続の恩恵を受けることができる。国境を越えたデジタル接続は、経済的、社会的、領土的格差を埋める上で重要な役割を果たしているため、新しいCEFのデジタル資金支援手段では、農村地域を含む欧州のより多くの地域が、新しい機会を享受できるようにする。

CEF(デジタル)は、欧州の接続インフラに20億ユーロを投資し、地域コミュニティによる第5世代モバイル(5G)ネットワークの展開と採用を促進する。

[DW編集局]