[本文]

国名:
中国
公開機関:
中国新聞網
元記事公開日:
2021/03/11
抄訳記事公開日:
2021/05/07
元記事の言語:
中国語

中国、月面研究拠点建設計画を本格始動

中国探月工程总师详解月球科研站如何建?载人登月如何开展?

本文:

中国とロシアが月面研究ステーションの共同建設をめぐり、3月9日にMOUに調印した。これを含めて、中国月探査プロジェクト総設計士である呉偉仁院士は、この頃開催の中国「両会」(衆議院・参議院会議=国会相当)の際にこれからの中国の月探査について紹介した。中国新聞網が伝えた。以下その概要をまとめる。

「昨年12月17日に月土壌サンプルを持ち返した嫦娥5号の帰還を以て、中国月探査プロジェクトの前期ミッション『周回・着陸・帰還』(フェーズⅠ~Ⅲ)は無事完了した。これからの月探査に関して、嫦娥6号による月南極でのサンプリング・持ち帰り、嫦娥7号による月南極での精密調査、嫦娥8号による月探測・応用及び月面でのコア技術実証というステップに分けて進む月探査プロジェクトフェーズⅣは既に実施プランの論証がすでに完了し、そして、将来、月の南極に国際月面研究ステーションを設置するよう計画を立てている」と、呉院士が伝えた。呉院士は、「広大な宇宙の探索は人類共通の夢であり、世界各国とともに連合して月面研究ステーションを建設し、人類の知識のフロンティアを広げていきたい。」と述べている。

月面研究ステーション建設を含める中国の今後の月探査について、呉院士より具体的に以下を紹介された。
・月面研究ステーションの建設に関して、中露両国はステーション建設工程図の作成、建設の企画、論証、設計、製作、実施及運営等で協力する。また、地球と同じく、月の南極は白夜現象もあると考えられ、ステーションの立地先にした 。(注)
・月面研究ステーションの建設に伴い、月面への有人着陸も企画も進められている。そして、有人着陸の実施に向けて、より強パワーなロケットの開発のほか、科学・エンジニアリング試験の実施に備え、宙飛行士の選抜は、従来のパイロットだけでなく、研究者とエンジニアまでも対象を広げていく。
・月面での構造物建造に3Dプリント技術の導入も考えられる。                                                                   注:月の自転は地球の28日に相当するため、14日間の昼が続き、14日間の夜が続く。

〔DW編集局〕*本記事は科学技術振興機構北京事務所の協力を得て作成された。