[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 軍事装備総局(DGA)
- 元記事公開日:
- 2021/03/15
- 抄訳記事公開日:
- 2021/05/10
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軍事装備総局が Syracuse IV 衛星通信プログラムの新たな段階に着手
La DGA lance une nouvelle phase du programme de communication satellitaires Syracuse IV
- 本文:
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2021年3月15日付軍事装備総局(DGA)の標記発表の概要は以下のとおり。
DGA は、2020年の終わりに、タレス社とエアバス社に対して、大都市と作戦域との間または戦域内での電波妨害に強い安全な軍事通信の確保を可能にする、Syracuse IV 衛星を使用した無線通信システムの開発に関する2件の枠組み合意を通知した。
2015年末にDGAが発注したSyracuse 4A・4B 衛星は、Syracuse 3A・3B 衛星から引き継ぐべく2022年~2023年にサービス開始する。これらは、特に航空プラットフォームでの使用に最適化された第3の衛星を介して2030年までに統合される。
本プログラムのこの進展は、2019~2025年軍事予算計画法(LPM)によって推進される軍事宇宙投資の強化の一環であり、新しい宇宙防衛戦略の機会に2019年に強化され、 2019-2025年の期間にわたる宇宙セクターの予算は53億ユーロになる。
安全で妨害に強い長距離通信は、戦略的独立に不可欠なリンクである。接続を維持することは、司令部と陸上、海上、空に展開された軍隊との間の情報交換にとって重要である。これらは現在、Syracuse III システムによって提供されており、2007年以降使用されている。
このシステムは、2つの衛星、ユーザー(端末)向けの地上リソース、軍事ネットワーク(地上ネットワークへの接続ステーション、管理センター)を統合する。現在の地上装備はすでに新しい Syracuse IV 衛星と互換性があるが、これらの衛星の新しい能力を十分に活用できるようにするためには、徐々に交換、最新化、補充をする必要がある。
[DW編集局+JSTパリ事務所]