[本文]

国名:
米国
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2021/03/10
抄訳記事公開日:
2021/05/13
元記事の言語:
英語

NSFが都市の自然と人々との関係を研究する長期生態学研究サイトに資金提供

New NSF Long-Term Ecological Research site will study dynamic and diverse relationships between urban nature and people

本文:

2021年3月10日付の国立科学財団(NSF)による標記発表の概要は以下のとおり。

双子都市(Twin Cities)としても知られるミネアポリス・セントポールには80万人以上が住んでいる。ここに拠点を置く、NSFが資金提供する新しい長期生態学研究(LTER)サイトに所属する科学者たちは、混乱、社会経済的格差、汚染、生息地の喪失、気候変動がどのように相互作用してこの双子都市の環境に影響を与えるかを調査する。

700万ドル、6年間の更新可能な賞により、ミネソタ大学ツインシティー校に研究ハブを設置し、地域の生態学的プロセスに関する理解を深める。その知識には、連続した長期的な環境データの収集、分析、および解釈が必要である。

ミネアポリス・セントポールの LTERサイトは、全米28サイトで構成されるネットワークの最新メンバーである。このプログラムは、1980年に開始され、草地から山地、砂漠から外洋までの生態系の長期的な研究をサポートする。各サイトで収集されたすべてのデータが公開されており、ネットワーク間および外部との研究に使用することができる。

新しいサイトは、ミネアポリス・セントポール都市圏全体で研究を行うために、3つの大学、米国農務省(USDA)森林局、ベル博物館の30人の上級職員をサポートする。この取り組みには、マイノリティコミュニティとの新しいパートナーシップを含む、学術コミュニティ・コラボレーションの創設が含まれ、社会生態学的研究における人種、民族、階級、文化の関連性を認識して対処し、大都市圏のすべての人々に役立つ成果を生み出すものである。

この研究は、近年の歴史の中でも最も急速な環境的および社会的変化に対する社会生態学的対応についての理解を向上させる。そのような変化に直面して、生態学的現象が都市の自然にどのように影響するかに関する知識を進歩させる。そして、非都市生態系で開発された生態学的理論が都市システムのパターンを予測できるかどうかについて試験する。

ミネソタ州の公式自然史博物館であるベル博物館とのパートナーシップには、実践的な教材と展示品、中学生の多様なグループのための都市生態学フィールドトリップ、野外活動を通じて科学基準を適用する際に教師をサポートするためのワークショップとツールキット、の開発が含まれる。その他のトレーニングと教育の取り組みには、学部生向けの研究経験、大学院生とポスドク向けのトレーニングが含まれる。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]