[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
フラウンホーファー労働経済・組織研究所IAO
元記事公開日:
2021/04/01
抄訳記事公開日:
2021/05/18

AIで経済的チャンスを拓こう

Kickoff KI! Wirtschaftliche Chancen der Künstlichen Intelligenz nutzen

本文:

2021年4月1日付フラウンホーファー労働経済・組織研究所IAOの標記記事では、公開したAI学習シリーズについて以下のように述べている。

フラウンホーファー協会AI推進センターは、発表した報告書シリーズに、工業生産およびサービスの様々な領域におけるAI適用によって得られる潜在的な利点を示している。

人工知能(AI)と機械学習(ML)は、デジタル拠点ドイツの未来にとっての鍵となるテクノロジーである。しかし、経済的に利用可能な実用への導入と実装には、様々なレベルでの戦略的な転換が必要である。

フラウンホーファーIAO研究所とフラウンホーファー生産技術・オートメーション研究所(IPA)のAI推進センターは、サイバーバレー(Cyber-Valley)研究コンソーシアムの一員として、革新的なAIアプリケーションと人間中心のAIソリューションを開発する企業を支援している。

AI推進センターは、報告書シリーズ「学習システム」により、AIの潜在的および実用的な利用の可能性について知見を提供する。10冊の刊行物では、信頼性、AIの説明能力またはクラウド支援プラットフォームなどのAIのテーマに触れる一方、他方では、詳細な適用例および導入戦略について述べている。焦点を当てた領域は、知識労働分野、建設業、生産および顧客サービスである。学習シリーズには、以下の出版物と重点テーマが含まれている。

  • クラウド支援AIプラットフォーム
  • 生産における人間を中心とするAI適用
  • 信頼されるAI
  • 建設経済でのAI
  • 実用でのAIの説明能力
  • 顧客データ管理におけるAI
  • 個人情報漏洩防止を図るAI
  • 顧客サービスに重点を置くAI
  • センシング技術
  • 知識労働者のためのAI

フラウンホーファーIAO研究のAI推進センター長であるマティアス・パイスナー(Dr. Matthias Peissner)は、「我々の目標は、企業と共に人々が信頼して受入可能なAIの応用方法を開発することである。人間が直感的にそのテクノロジーと相互作用し、信頼できる方法で協力できる場合にのみ、AIはその潜在能力を最適に発揮することができる」と強調した。

[DW編集局]