[本文]
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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 国家自然科学基金委員会(NSFC)
- 元記事公開日:
- 2021/03/16
- 抄訳記事公開日:
- 2021/05/24
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国家自然科学基金委員会:2020年度資金援助額が283億元を超過
- 本文:
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中国国家自然科学基金委員会は、「人民網」の「中国国家自然科学基金委員会の2020年度資金援助金額が283億元を超過」と題する論評を掲載し、次のように報じた。
3月24日、第8回国家自然科学基金委員会第4回総会が北京で開催され、2020年度に実施されたプロジェクのトの評価やファンディング活動等について報告があった。2020年度は、合計2,346の機関・企業等から申請された28万1,100件のプロジェクトが受理され、1,507の機関・企業等による45万7,000件のプロジェクトを選出され、資金援助総額は283億300万元であった。
王志剛科学技術相は、「基礎研究は科学体系全体の源泉であり、すべての技術的問題の中心となる。基礎研究は国のイノベーションの全般で非常に重要な戦略的地位にある。自然科学基金の特有の役割を十分に発揮して、中国の経済社会発展のキーポイントとなる問題に狙いを定め、基礎研究と応用基礎研究を着実に進めていかなければならない。問題の方向性を堅持し、問題を適切に発見し、問題を簡潔に検討し、真の問題を見つけ出し、基金のプロジェクト確定業務を適切に行わなければならない。同時に、仕事のやり方、学習のやり方の構築を強化し、科学的精神および科学者精神を強力に奨励し、優れた科学研究エコロジーを構築し、良好な科学的情操を育み、冷静な頭脳を保持し、科学研究にしっかりと取り組み、具体的な科学研究の成果を上げねばならない。」と述べた。
2021年に自然科学基金委員会は、科学基金の資金配分の改革を推進し、既存の9つの科学部門を「基礎科学」、「技術科学」、「生命医学」、「相互統合」の4つのセクションに統合した。「基礎科学」部門は、主に数学、力学、天文学、物理学、化学、地学等によって構成されている。また、「技術科学」部門は主に情報学、工学、材料学等、「生命医学」部門は主に生物学、医学、農業科学等、そして「相互統合」は主として交差学、管理学等によって構成される。
[DW編集局]