[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)
元記事公開日:
2021/04/19
抄訳記事公開日:
2021/06/01

教職研究者の採用に関する報告書の提出

Remise du rapport sur le recrutement des enseignants-chercheurs

本文:

2021年4月19日付高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

この報告書は、複数年研究計画法第5条の規定の実施方法に関して、昨年12月に開始された協議を受けたもので、次の5項目のテーマについて検討されたものである。

・博士号の質をさらに向上させる方法
・法律で規定されている准教授(maîtres de conférences)に関する実験の枠組
・今日研究指導資格(HDR)者に与えられている地位
・大学の選考委員会の機能を改善する方策
・全国大学評議会の使命

標記報告書の3人の報告者は、2月11日~3月18日の間に34回の公聴活動を行った。
これらの公聴活動では、大学機関会議の代表者、職員を代表する組織、国の機関、協会、有識者、特にこれらの問題に関与する研究者など、91人の意見が聴取された。
オンライン参加プラットフォームも科学コミュニティ全体に開かれ、627件の提言を受理した。これらは、教職研究者の採用手順の簡素化・改善を可能にする手段の検討に役立った。

この報告書により、効果的な実施に向けて現行規制の改善を進めるために、MESRI大臣が検討対象としている主要な側面について大学コミュニティと共有することになる。大臣は、博士号と研究指導資格(HDR)の質の強化に関する提案に大きな関心を示している。

[DW編集局+JSTパリ事務所]