[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2021/04/20
抄訳記事公開日:
2021/06/07

欧州委員会が地球観測知識センターを立ち上げ

New Commission Knowledge Centre on Earth Observation to further strengthen evidence-based policymaking

本文:

2021年4月20日付欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり。

欧州委員会(EC)は、地球観測、特に欧州コペルニクス・プログラムから生み出される知見をEUの政策立案において最大限に活用するために、地球観測知識センターを立ち上げた。本センターの究極の目標は、欧州委員会の政治的優先課題、特に欧州グリーンディールとデジタル・アジェンダの効率的な実施を支援することにある。

コペルニクスの成果やサービスに関する政策ニーズや優先課題を体系的にモニタリングし、ベストプラクティスや最先端の科学を政策に合わせたサービスに転換する。

本知識センターはまた、コペルニクス・プログラムの進化、および欧州委員会の他の地球観測・研究への投資が、EUの政策に継続的に対応できるようにすることを目的としている。

● 背景
コペルニクスは、EUの地球観測プログラムで「地球に対する欧州の眼」である。地球観測とは、衛星、大気中(飛行機やドローン)、または特定の場所にある測定ステーションのいずれかによって遠隔で測定された、地球の状態に関するジオリファレンス・データの収集・分析を指す。コペルニクス・プログラムは、政策目標の達成を可能にし、イノベーションを促進し、地球の健全性をモニタリングするのに役立つ地理空間情報を提供する。

欧州委員会の様々な部門が、政策立案をサポートするために、すでにある程度コペルニクスのデータを使用している。 たとえば、地球観測データは、土壌のモニタリング、気候変動サービス、大気のモニタリング、緊急サービス、海洋環境のモニタリング、およびセキュリティサービスに使用されている。

[DW編集局]