[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国新聞網
元記事公開日:
2021/04/24
抄訳記事公開日:
2021/06/07

中国・科学技術部:世界中からのイノベーション人材に理想的環境を提供

科技部:中国一直为全球创新创业人才提供“理想栖息地”

本文:

深圳にて第19回中国国際人材交流大会(注)が開催され、中国科学技術部(MOST)王志剛部長が基調講演を実施した。同部長は、中国は世界を視野に入れたハイレベルな人材の招へい・育成に一貫して取り組み、全世界のイノベーション・創業に取り組む人材に理想的な環境を提供している等発言した。概要以下のとおり。

王部長は、中国の研究開発に従事する職員のFTE(フルタイム換算)は、年間490万人を超え、中国で長期に働く海外人材は33万人超となったと言及。海外人材の受け入れに関して、「一帯一路」枠組みにより8,300人超の若手研究者を受け入れ、18万人を対象とした研修を実施し、33の合同実験室と5つの技術移転プラットフォームを構築し、8カ国とサイエンスパーク共同建設等について述べた。また、グローバル的取り組みとして、約160ヵ国との科学技術協力関係の構築、200以上の国際機関と多国間メカニズムへの参加、国際熱核融合実験炉(ITER)、地球観測に関する政府間会合(GEO)、スクエア・キロメートル・アレイ(SKA)等の国際ビッグサイエンス計画・プロジェクトへの参加を世界保健機関実施のCOVAXにも参加し、新型コロナ対応の経験等を各国に共有したと発言した。

さらに、中国は発展の新しい段階にて科学技術先行を重んずる発展構造を築き、戦略的科学技術力の強化、イノベーションに資するエコ環境の改善を踏まえた上で、より効果的で開放的な国家イノベーションシステムを建設していくと述べた。

本大会は今年、20周年 を迎えており、中国にとって、イノベーション創出成果と人材の交流および世界から人材を誘致するための重要な場に発展している。

注:2001年から2003年を除き毎年1回開催。2007年から継続して深圳で開催。

〔DW編集局+JST北京事務所〕