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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 国立科学財団(NSF)
- 元記事公開日:
- 2021/04/27
- 抄訳記事公開日:
- 2021/06/16
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NSFが次世代通信ネットワークとシステムの研究を支援
- 本文:
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2021年4月27日付、国立科学財団(NSF)による標記記事の概要は次のとおりである。
NSFは、他の連邦省庁や民間企業と提携して、強靱でインテリジェントな次世代システムプログラム(RINGS:Resilient and Intelligent Next-Generation Systems program) という新しいイニシアチブを立ち上げた。このイニシアチブは、次世代(NextG)のネットワーキングおよびコンピューティングシステムに大きな影響を与える可能性のある分野での研究を加速することを目的としている。
NextGシステムは現在のセルラー、Wi-Fi、衛星ネットワークの未来バージョンで、データ・ストリーミング、通信、分析、および自動化の強化を可能とし、教育、交通、公衆衛生・安全、防衛、喫緊のインフラなどの社会的優先事項に重要なサポートを提供する。
NextGシステムの中心となるのは、悪意ある攻撃や、コンポーネントの障害、自然・人為的な混乱に耐え抜き、適切に適応し、迅速に回復するための強靭性である。そのため、RINGSプログラムではNextGシステムの世界的な可用性、セキュリティ、信頼性を保障するための、基礎技術の進歩を目指す。
RINGSのパートナーには、国防総省研究工学担当国防次官室、国立標準技術研究所(NIST)、アップル、エリクソン、グーグル、IBM、インテル、マイクロソフト、ノキア、クアルコムテクノロジーズ、VMwareが含まれる。
4,000万ドルの投資には各パートナーからの拠出金が含まれる。資金の利用可能性と受理された提案の品質に応じて、各々最大100万ドル、上限3年間の約40件の採択が見込まれる。
民間セクターパートナーはNextGテクノロジーを開発・実装するユーザーを代表しており、経験と洞察をもたらし、基礎研究の成果を新たなテクノロジーやソリューションに変換することを加速できる可能性を持っている。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]