[本文]

国名:
EU
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2021/05/12
抄訳記事公開日:
2021/06/24
元記事の言語:
英語

欧州グリーン・ディール:大気、水、土壌の汚染ゼロを目指す

European Green Deal: Commission aims for zero pollution in air, water and soil

本文:

2021年5月12日付欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり。

欧州委員会はこのほど、EU 行動計画「大気・水・土壌の汚染ゼロに向けて」を採択した。これは、欧州グリーン・ディールの重要な成果である。本行動計画は、2050 年に向けた統合ビジョン、つまり汚染が人体や自然の生態系に害を及ぼさない水準にまで削減される世界と、そこに到達するためのステップを示している。本計画は、汚染への対処・防止に関するすべてのEU 政策を束ねており、特に、デジタルソリューションを活用して汚染に対処する方法に重点を置いている。EU 法でまだ不十分な点や、これらの法的義務を満たすためにより適切な実装が必要な点を特定するべく、関連する EU 法規の見直しが予定されている。

本行動計画は、次のような多くの主要イニシアチブ・施策の概要を示している。

・大気の質の基準を世界保健機関(WHO)の最新の勧告により近づけること。
・EUの河川や海などの水質基準を見直すこと。
・土壌汚染の削減と回復を促進すること。
・EU の廃棄物に関する法律の大部分を見直し、クリーンで循環型の経済原則に適合させること。
・生産と消費による汚染ゼロを推進すること。
・地域全体で汚染ゼロを推進するべく EU 各地域のグリーン・パフォーマンスのスコアボードを提示すること。
・現在、(最も弱い立場にある人々が負っている)不均衡な程の健康被害によって引き起こされる健康における不平等を軽減すること。
・第三国に対する有害で有毒な影響を与える製品や廃棄物の輸出を制限することにより、EUの外部汚染フットプリントを削減すること。
・グリーン・デジタル・ソリューションとスマートな汚染ゼロに向けたリビングラボを立ち上げること。
・EU の汚染ゼロに関する知識センターを統合し、ゼロ汚染関係者プラットフォームに関係者を集結させること。
・環境およびその他の当局と協力して、汚染ゼロをより強力に実施すること。

[DW編集局]