[本文]

国名:
フランス
公開機関:
国立科学研究センター(CNRS)
元記事公開日:
2021/06/08
抄訳記事公開日:
2021/06/24
元記事の言語:
フランス語

優先研究プログラム(PPR):「海洋と気候」

Océan et climat : la recherche française mobilisée dans un programme prioritaire de recherche

本文:

2021年6月8日付国立科学研究センター(CNRS)の標記発表の概要は以下のとおり。

海洋は地球表面の71%を占めており、その生態系は、地球温暖化、汚染、資源の乱獲、生息地の劣化によって脅かされている。その環境をよりよく理解し、維持するために、エマニュエル・マクロン フランス大統領は、2021年6月8日に開始される6年間の優先研究プログラム(PPR)である「海洋と気候」の創設を発表した。このプログラムは、4.000万ユーロの予算配分を高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)と投資総局(SGPI)から受け、CNRSと国立海洋開発研究所(IFREMER)が共同で管理する。

本プログラムは、欧州委員会(EC)の”Starfish 2030″ミッションや、「国連持続可能な開発のための海洋科学の10年(2021~2030)」など、多くの国際的な海洋プログラムに連なるフランスのプログラムである。

「海洋と気候」PPRは、定められた4つの地理的領域(海外県、深海、極海、大都市沿岸の生態系)と3つの優先課題(①気候変動に対する海洋の反応の予測と適応シナリオ、②海洋の持続可能な利用とその生物多様性・生態系サービスの保全、③海洋汚染の削減)を中心に構成されている。

● 「海洋と気候」PPRは、次の7つの主要な課題に対応する。

・海外県における気候変動に関連する極端な現象の影響を予測し、この地域の政策に資する。
・急速な変化が進行し、主要な地理的戦略的課題を抱える極海での研究を強化する。
・海洋生態系の保護を目的として海洋の「exposome(人間の健康に影響を与える環境暴露)」の特性を把握する。
・海洋のより適正な理解に向けて革新的な観測・モデル化・プログラムを開発する。
・新しい統合管理方式の開発を通じて、海洋環境の保護と回復力を向上させる。
・持続可能性の科学に基づいて海洋資源を活用する。
・海洋に関する発見とそれに関連する社会的課題を一般公衆と共有する。

[DW編集局+JSTパリ事務所]