[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2021/06/02
抄訳記事公開日:
2021/07/15

欧州委員会とBreakthrough Energy Catalystが、低炭素産業向けのクリーン技術への投資を支援する新規パートナーシップを発表

Commission and Breakthrough Energy Catalyst announce new partnership to support investments in clean technologies for low-carbon industries

本文:

2021年6月2日付欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり。

フォン・デア・ライエンEC委員長とビルゲイツ氏は、ネットゼロ経済を可能とする極めて重要な気候技術への投資を後押しするために、ECとゲイツ氏の”Breakthrough Energy Catalyst”の間で先駆的なパートナーシップを締結したと発表した。新規パートナーシップは、2022~26年の間に最大8億2,000万ユーロ/(10億ドル)の新規投資を動員して、クリーン技術の大規模な商業実証プロジェクトの構築を目的としている。パリ協定に沿って、コストを削減し、展開を加速し、CO2排出量を大幅に削減する。

この新規パートナーシップは、まず、欧州グリーンディールの経済・気候目標の実現に役立つ可能性が高い4つのセクターで、影響力の大きいEUベースのプロジェクト・ポートフォリオに投資することを目的としている。

・グリーン水素
・持続可能な航空燃料
・大気の直接捕捉
・エネルギーの長期間貯蔵

そうすることで、気候に配慮した(クライメート・スマートな)主要技術を拡大し、欧州の持続可能な産業への移行を加速することを目指す。

ECとBreakthrough Energy Catalystのパートナーシップでは、温室効果ガス排出量を削減する可能性が認められていても、現在は費用がかかりすぎて、スケールアップが難しく、化石燃料ベースの既存技術と競争することができない技術を対象としている。

[DW編集局]