2021年6月3日付の国立科学財団（NSF）による標記発表の概要は以下のとおり。

NSFとチェコ科学財団（GACR）は、国際的な研究協力パートナーシップの締結に関する覚書に署名した。このパートナーシップの下で、両機関は人工知能（AI）、ナノテクノロジー、プラズマ科学で協力する。両者による共同の取り組みは、国際的な科学コミュニティに利益をもたらし、科学的外交、研究、安全保障および公正性の強化に役立つものである。

このパートナーシップは、米国とチェコの研究者たちが、両国の専門知識を結び付ける分野で協力するための扉を開くもので、革新的で有望な研究に進歩をもたらす可能性がある。この共同の取り組みから出てくる実用的応用の可能性は、新規材料から宇宙天気予報にまで及ぶ。また、この協力は研究取り組みにおける公平性、多様性、包摂性への共通のコミットメントを促進する。

覚書の下で、両機関は、NSFの単一レビュープロセスを利用した、米国とチェコの研究者による共同提案を公募する意向を表明した。選出されたチームは、それぞれの国の機関から研究資金を受給する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]