[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2021/06/10
抄訳記事公開日:
2021/07/27

バイデン政権が国家人工知能(AI)研究リソースタスクフォースを立ち上げ

The Biden Administration Launches the National Artificial Intelligence Research Resource Task Force

本文:

2021年6月10日付の大統領府による標記発表の概要は以下のとおり。

大統領府科学技術政策局(OSTP)と国立科学財団(NSF)は、新しく組織された国家人工知能(AI)研究リソースタスクフォースを発表した。このタスクフォースは、全米のAIイノベーションと経済的繁栄を促進する重要なリソースと教育ツールへのアクセスを拡大するためのロードマップを作成する。

2020年の国家AIイニシアチブ法での議会の指示に従って、タスクフォースは連邦諮問委員会として機能し、「国家AI研究リソース(NAIRR)」の基本計画の作成と実装を支援する。NAIRRは、すべての科学分野のAI研究者や学生に、計算リソース、高品質のデータ、教育ツール、およびユーザーサポートへのアクセスを提供する共有研究インフラである。

タスクフォースは、NAIRRの創設・維持のための推奨事項を提供する。それには、技術的能力、ガバナンス、管理、評価のほか、セキュリティ、プライバシー、公民権、人権に関する要件などが含まれる。タスクフォースは、包括的な戦略と実施計画について、2022年5月に中間報告、2022年11月に最終報告を議会に提出する。政府、高等教育、および民間組織を代表して、12名の技術専門家がタスクフォースに参加する。

さらに、今後数週間で、国家AI諮問委員会が設立される。諮問委員会は
様々なAIトピックに関する推奨事項やアドバイスを提供するもので、それには、学習と労働者の将来、研究開発、経済的競争力、社会・倫理・法・安全性・セキュリティに関する問題、商用アプリケーション、国際的な関与の機会に関するAIの影響が含まれる。連邦官報通知では、これらの問題に関する推奨事項の作成にあたって、労働、教育、研究、スタートアップ企業などの視点を含む、幅広い視点を提供する専門家の推薦を求めている。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]