[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2021/06/15
抄訳記事公開日:
2021/08/02

NSFとカナダNSERCが研究とイノベーションに関するパートナーシップを締結

New US-Canada partnership announced for collaboration in research and innovation

本文:

米国国立科学財団(NSF)とカナダ自然科学工学研究会議(NSERC)は、米国とカナダの基礎的発見研究を支援する機関の間で最初となる正式なパートナーシップを発表した。このパートナーシップは、両国の研究者間の新しい協力への道を開き、科学と新興技術の最前線で包括的なパートナーシップを構築し、研究活動における公平性、多様性、包摂性への共通のコミットメントを促進する。

NSFのパンチャナタン長官は、「NSFは、現実世界の問題に取り組み、解決するための発想、イノベーション、経験の幅広いネットワークにアクセスするためのパートナーシップを大事にしている。我々のカウンターパートであるカナダの資金提供機関とのこのパートナーシップは、人工知能(AI)や量子などの相互利益と国家投資の分野における米国とカナダの研究者間の国際協力の新しい可能性への扉を開くものである」と語った。

今回署名された覚書(MOU)は、NSFとNSERCが2020年と2021年に共同で実施した、包摂的で交差的な工学とコンピューターサイエンス研究に焦点を当てた一連の戦略的ワークショップに基づいている。

NSERCのアデム理事長は、「新しいパートナーシップは、2つの組織によって具現化され、カナダと米国の間の広範囲に及ぶ研究の結びつきに基づいて構築された共通のビジョンと価値観を実証している。科学的知識の限界を押し広げ、早期キャリアの研究者のための訓練体験を豊かにし、包摂的かつ交差的なアプローチを通じて研究への参加を拡大する新しい機会を生み出すことを楽しみにしている」と述べた。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]