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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2021/06/25
- 抄訳記事公開日:
- 2021/08/18
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「ハイテク戦略2025」についてのBMBFの活動に関するカルリチェク大臣の連邦議会での報告
- 本文:
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2021年6月25日付ドイツ連邦教育研究省(BMBF)による標記発表の概要は以下のとおりである。
議会の夏休みに入る少し前に、ドイツ連邦議会は、「ハイテク戦略2025」に関する連邦政府の報告書に関して議論を行なった。ドイツでは今日ほど多くの研究開発プロジェクトが行なわれたことはない。
カルリチェクBMBF大臣は、本会議で過去4年間のBMBFの業務を総括し、「BMBFは目標に向けて支援を行なってきた。将来のテーマについて、水素、量子技術、人工知能(AI)のどれについても、フロントランナーになる機会を掴まなければならない」と述べた。
演説内容は以下のとおり。
「ドイツはイノベーション国家であり、そうあり続けなければならない。連邦政府はこの目標にコミットし目標に向けて次のような支援を行なってきた。
第1に、第四次メルケル政権中(2018-2021年)に、2025年の研究開発費が(GDP比率)3.5%の目標に近づいている。
第2に、未来テーマやテクノロジーに明確な重点を置いてきた。マイクロエレクトロニクス、量子技術、AIおよび国家水素戦略についての研究プロジェクトは一例に過ぎない。
第3に、イノベーション・システムを目標に合せて拡張してきた。研究に対して長年にわたって税制上の優遇措置を適用し、イノベーションを飛躍させる機関を立ち上げた。
第4に、すべての職業訓練分野でデジタルに関するスキルのアップに取り組んできた。デジタル化と持続可能性は、すべての職業訓練生にとって将来的に煉瓦工やメカトロニクス工になるか否かにかかわらず、教育内容として必須である。国立のデジタル教育機関の設立も進行中である。これらはみなハイテク戦略の明確な成功例である。
コロナ危機は、ドイツの研究システムとイノベーション・システムの効率性を示していて、ヨーロッパで最初に承認されたPCR検査やワクチンはドイツ製である。
ドイツには、自由と技術主権をつくり上げる手段がある。その良い例はITセキュリティで、3つのドイツのコンピテンス・センターが国際的なトップの地位を占めている。
デジタル世界で強国であり続けるには、技術的に優位である必要がある。ドイツはこれに成功しなければならない、なぜならば、これが信頼を生み出す方法であるからだ。新しいテクノロジーへの信頼があって初めてイノベーションを生み出すことに成功し、最終的には、最先端の国として有り続けることができる。
未来テーマのトップ・ポジションにあるのは、水素、量子技術、AIなどの共通の目標である。これらはまさにBMBFが昨年まとめたポストコロナの未来パッケージそのものである」。 [DW編集局]