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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)
- 元記事公開日:
- 2021/07/13
- 抄訳記事公開日:
- 2021/08/23
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全米科学アカデミーが「研究の卓越性、公正性、信頼性のための戦略会議」を設立
- 本文:
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2021年7月13日付の全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)による標記記事の概要は以下のとおりである。
全米科学アカデミー(NAS)は、研究事業全体の利害関係者を招集して、質の高い研究を推進し、研究の倫理と公正性に関する課題を予測し対処する方法を開発するために、「研究の卓越性、公正性、信頼性のための戦略会議(Strategic Council for Research Excellence, Integrity, and Trust)」を新たに設立した。
戦略会議は、研究者や研究機関、政策立案者が、研究活動の公正性と健全性に対する課題(例えば、相反する非効果的要件、問題のあるインセンティブシステム、包摂性と公平性に対する障壁)を特定し、これらの課題を解決するためのポリシーとベストプラクティスを開発するための場として機能する。また、戦略会議では、研究の質を評価する方法の特定、利益相反を認識し緩和するための基準の策定、効率を高め余剰な報告を削減する方法の発見などの課題に取り組む。
戦略会議は、17名のメンバーで構成され、研究の公正性、倫理、信頼性に関連する問題について、広く科学界から意見を聴収するための公開会議を開催し、特定の重要なトピックに焦点を当てて取り組むためのワークショップを毎年開催する予定である。プロジェクトは、ゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団(Gordon and Betty Moore Foundation)およびNASの支援を受ける。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]