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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 米国航空宇宙局(NASA)
- 元記事公開日:
- 2021/07/14
- 抄訳記事公開日:
- 2021/08/26
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NASAとESAが地球規模の気候変動に対処するための新たな取り組みで協力
NASA, ESA Partner in New Effort to Address Global Climate Change
- 本文:
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2021年7月14日付の米航空宇宙局(NASA)による標記記事の概要は以下のとおりである。
NASAと欧州宇宙機関(ESA)は、地球とその変化する環境を観測するために、戦略的パートナーシップを締結した。地球の気候は急速に変化しており、正確でタイムリーかつ実用的な知識がこれまで以上に求められている。本パートナーシップは、地球科学の観測、研究、応用における両機関の総力を結集して地球を監視することにより、気候変動への対応と緩和を支援するための取り組みである。
パートナーシップは、7月13日に署名された共同声明によって正式に決定された。共同声明では、次の事項に関する両機関の協力方法が概説されている: (1)地球観測の継続性の確保、(2)地球システムや気候変動の理解とその知識の応用の推進、(3) 科学界と広範な一般市民の間での、データ、情報、知識のオープンな共有を促進するオープンデータポリシーにおける協力。
NASAとESAは、気候変動を理解するために長期に亘り協力してきた成功の歴史がある。2020年には、NASA、米国海洋大気局(NOAA)、ESAを含む欧州のパートナーがセンチネル6衛星(Sentinel-6 Michael Freilich)を打ち上げ、世界の海面レベルや、気候変動に伴う海面上昇の様子について、これまでで最も正確なデータを収集している。また、大気の温度や湿度のデータも収集しており、気候モデルや天気予報の改善に役立っている。
2021年5月にNASAが発表した地球システム観測衛星(Earth System Observatory)ミッションでは、気候変動、災害軽減、森林火災の消火、リアルタイムの農業プロセスの改善などに関連した取り組みに必要な重要情報を提供するための、地球に焦点を当てた一連の衛星ミッションが設計されている。今回の共同声明は、同ミッションの活動を補完するものである。NASAは、地球の変化を観測する20基以上の衛星や観測機器を有しており、海洋の海水面や内陸水の高さ、雲や降水量、二酸化炭素などの主要な気候指標を測定している。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]