2021年7月24日付原子力・代替エネルギー庁（CEA）の標記発表の概要は以下のとおり。

標記契約は、4つの分野横断的なテーマを中心に構成されており、その実践およびエコシステムへの統合に関連する構造化ガイドラインのほか、プログラムの目的とその全体的目標に対応する7つの戦略軸で構成されている。また、特にクリーンで手頃な価格のエネルギー開発を通じて気候変動対策に向けた持続可能な開発目標（SDG‘ｓ）へのCEAの取り組みも含まれている。

● 分野横断的な4つのテーマ

・CEAの優先事項および価値としての安全およびセキュリティを再確認する
・研究におけるベスト・プラクティスに準拠する
・現代社会においてCEAの活動をより適切に定着させるべく、人文・社会科学との関係を発展させる
・地域、欧州、国際規模での研究・開発・イノベーションのエコシステムへの統合を強化する

● 7つの戦略軸

・経済と主権に資するイノベーションを通じて、企業の競争力を支援する活動を強化する
・エネルギー移行の現在および将来の課題に対応する
・デジタル化の現在および将来の課題に対応する
・未来の医療の出現に貢献する
・優れた基礎研究を強化する
・（原子力施設の）浄化・解体プロジェクトの管理を強化し、経済性・安全性の懸念に対応するために効率的な方法でそれらを実行する
・よりオープンで機敏性があり、現在および新たな課題を克服する備えのあるCEAであること

[DW編集局+JSTパリ事務所]