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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2021/07/27
- 抄訳記事公開日:
- 2021/09/08
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EUが経済の脱炭素化に向けた革新的プロジェクトに1億2,200万ユーロを投資
EU invests €122 million in innovative projects to decarbonise the economy
- 本文:
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2021年7月27日付欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり。
欧州連合(EU)は、イノベーション基金の創設以来初めて、EU加盟14か国、アイスランド、ノルウェーに所在する32の小規模の革新的プロジェクトに1億1,800万ユーロを投資する。この助成金は、エネルギー集約型産業、水素、エネルギー貯蔵、再生可能エネルギーの市場に低炭素技術をもたらすことを目的としたプロジェクトを支援する。これらの助成金に加えて、EU加盟10か国とノルウェーにある15件のプロジェクトは、その成熟度を高めることを目的として、最大440万ユーロ相当のプロジェクト開発援助の恩恵を受ける。
ファンディングの対象として選抜された32件のプロジェクトは、従来の技術と比較して温室効果ガス排出量を削減し、迅速な展開を可能にするのに十分な成熟度を保ちながら、最先端を超えて革新する能力について、第3者専門家の評価を受けている。その他の基準としては、プロジェクトのスケーラビリティや費用対効果の可能性が含まれている。選抜されたプロジェクトは、欧州の産業・エネルギーセクターの多様な部分を脱炭素化するために、関連する幅広いセクターをカバーしている。この提案公募に対する適格な提案の採択率は18%である。
プロジェクト開発援助の恩恵を受けることができる15件のプロジェクトは、温室効果ガス排出量を削減する能力に関して十分に革新的で有望であると評価されたが、助成金の対象となるにはまだ十分に成熟していない。欧州投資銀行(EIB)がテーラーメイドした技術支援として提供するこの支援は、将来のイノベーション基金公募の下での再応募を視野に入れて、財政的・技術的な成熟度を高めることを目的としている。
[DW編集局]