[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立科学財団(NSF)
元記事公開日:
2021/07/29
抄訳記事公開日:
2021/09/09

NSFが新たに11のAI研究所の設立を発表

NSF partnerships expand National AI Research Institutes to 40 states

本文:

2021年7月29日付の国立科学財団(NSF)による標記発表の概要は以下のとおり。

国立科学財団(NSF)は、第一弾として2020年に資金提供を受けた7つの研究所に続き、新たに11のNSF国立人工知能研究所の設立を発表した。総額2億2,000万ドルの投資により、これらの研究所の活動範囲は、合計40の州とコロンビア特別区にまで拡大する。

これらの研究所は、さまざまな進歩をもたらす人工知能(AI)ベースの技術に焦点を当てている。高齢者がより自立した生活を送れるように支援し、介護の質を向上させ、AIをより利用しやすい「プラグアンドプレイ」技術に変え、農業と食品のサプライチェーンを改善するソリューションを生み出し、AIを基礎的な要素として導入することで成人のオンライン学習を強化し、AI研究における公平性と代表性を向上させるために、初等教育からポスドクまでのSTEM教育において社会的に不利な立場にある学生を支援することなど、である。

NSFが主導し、農務省(USDA)内の国立食糧・農業研究所(NIFA)、国土安全保障省(DHS)、グーグル、アマゾン、インテル、アクセンチュアと協力して、国立AI研究所は、より広範な全米ネットワークの接続点として機能し、食糧システムの安全性から次世代のエッジネットワークまで、さまざまな経済分野や科学・工学分野において変革的な進歩を追求する。

今回の受賞は、次の7つの研究分野にまたがる11の研究所に対し、5年間でそれぞれ約2,000万ドルを支援するものである。
研究分野:
■人間とAIの相互作用とコラボレーション
■最適化の進歩のためのAI
■AIと先進サイバーインフラ
■コンピュータおよびネットワークシステムにおけるAI
■動的システムにおけるAI
■AI拡張学習
■農業とフードシステムにおけるAI駆動型のイノベーション

[DW編集局+JSTワシントン事務所]