[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
環境・省エネルギー機構(ADEME)
元記事公開日:
2021/07/20
抄訳記事公開日:
2021/09/14

PIA 4による木材・その他のバイオベースの建築製品・システムの産業化の推進

Industrialisation de Produits et Systèmes Constructifs bois et autres biosourcés

本文:

2021年7月20日付環境・省エネルギー機構(ADEME)の標記発表の概要は以下のとおり。

政府は、国土の現実を考慮し、エコロジー移行、経済の競争力と自立という課題に対応するために、第4次将来への投資計画(PIA 4)を立ち上げた。このプログラムには、5年間で200億ユーロの資金が用意されており、イノベーションを加速させるために、すでに110億ユーロを復興計画に充てている。

今回のプロジェクト公募は、「持続可能な都市と革新的な建物」という加速戦略のための、PIA 4の政府主導プログラムの一部である。その目的の1つは、木材の建設・改修の大規模化を支援し、木材・バイオベースの建設の負担増加に備えることである。

今回のプロジェクト公募は、フランスの木製品と革新的な木造建築システムの開発に向けた(2021年7月13日に締め切られた)関心表明公募に続くものである。

木材・その他バイオ資源セグメントに対する建設セクターからの需要は、規制システム、インセンティブ政策のほか、地球温暖化対策に貢献する再生可能材料・製品を使用したいとする社会的要請の高まりに支えられて、増加傾向にある。

今回のプロジェクト公募は、一方では木材産業全体を、他方では他のバイオベースの材料を対象としている。「持続可能な都市」加速戦略が、産業化の面で支援しているる。これらセクターの統合に道を拓くことで、木材およびその他バイオ資源材料(特にわら、麻)を使用する混合建築への措置の一体化みを可能にし、生産ユニットの創設・拡張またはイノベーション技術開発という共通のニーズを表明する企業による、同じプロジェクト公募への参加を可能にする。

[DW編集局+JSTパリ事務所]