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国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国土安全保障省(DHS)
元記事公開日:
2021/07/30
抄訳記事公開日:
2021/09/17

国土安全保障省(DHS)が人工知能・機械学習戦略計画を発表

News Release: DHS S&T Releases Artificial Intelligence & Machine Learning Strategic Plan

本文:

2021年7月30日付の国土安全保障省(DHS)による標記発表の概要は以下のとおり。

国土安全保障省(DHS)科学技術局(S&T)は、本日、人工知能・機械学習(AI/ML)戦略計画を発表した。S&Tは、DHSの科学技術顧問として、また広大なDHSのミッションをサポートする主要な研究開発機関として、AI/MLの技術的進歩を取り入れて、DHSの業務部門および広範な国土安全保障体制の効率と有効性を高めていく。

戦略計画では、急速に変化するAI/ML技術の状況とそれによるDHSのミッションへの影響に伴う機会とリスクを把握するために、S&Tが実施する研究を特定している。

S&Tの3つの戦略目標は以下のとおり。

目標1:次世代のAI/ML技術を推進し、DHSの横断的な能力を高める。
S&Tは、DHSの重要なニーズを満たすAI/MLの研究開発活動に戦略的な投資を行う。S&Tは、「信頼できるAIの推進」、「人間と機械の連携の推進」、「安全なサイバーインフラのためのAI/MLの活用」の3つの研究開発目標を設定している。

目標2:実績のあるAI/ML能力の国土安全保障ミッションでの使用を促進する。
S&Tは、技術的に成熟した能力を特定し、それらをミッションのニーズに適合させることで、DHSの業務部門やステークホルダーによる既存のAI/MLソリューションの理解と採用を促進する。また、S&Tは、AI/MLに必要な技術的・政策的インフラについてDHSに助言しながら、大規模なデータセットのキュレーションや処理に専門家でなくとも使用できる機能を向上させる。

目標3:AI/MLのトレーニングを受けた学際的人材の育成
S&Tは、S&Tのミッションをより効果的に達成するために、専門家を採用し、現在の人材を訓練することで、S&T職員全体のAI/ML能力を向上させる。さらに、S&Tは、DHSや国土安全保障コミュニティに対するトレーニングに関して、専門家としてのアドバイスや提案を提供する。

この戦略計画は、AIをDHSのミッションに組み込むためにDHSのアプローチを管理する目標を定めた「国土安全保障省AI戦略」(2020年12月3日)と一致している。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]