[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国研究・イノベーション機構
元記事公開日:
2021/08/23
抄訳記事公開日:
2021/10/12

赤外線で宇宙を観察するジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げ

Bringing the James Webb Space Telescope to life in the UK

本文:

2021年8月23日付英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

一世代に一度の宇宙船の打ち上げが近づくにつれ、科学技術施設会議(STFC)は次の支援を行うフェローを任命した。

・本ミッションから得られる科学を活用する
・コミュニティの関与を促進する

任命された2人は、Emma Curtis-Lake 博士(ハートフォードシャー大学)、および Olivia Jones 博士(エジンバラにあるSTFCの英国天文技術センター(UK ATC))である。

● ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とは

ジェイムズ・ウェッブ(James Webb Space Telescope)宇宙望遠鏡は、「ウェッブ(Webb)
」として知られ、宇宙に打ち上げられる史上最大の望遠鏡であり、赤外線で宇宙を観察するように最適化されている。

英国では英国宇宙庁(UKSA)が主導する、米航空宇宙局(NASA)、欧州宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙庁(CSA)との共同ミッションである。この望遠鏡は地球から約100万マイルの距離を周回し、信じられないほど詳細な宇宙の全く新しい姿を見せてくれる。

これにより、天文学者らは銀河の形成と起源に関するあらゆる種類の質問に答えるだけでなく、太陽系外惑星について理解を深めることができる。

● 英国の主な役割

5年間のフェローシップは次のようになる。
・「ウェッブ」 における英国の主要な役割、特に MIRI(中赤外線機器) の設計と構築における英国の役割を推進する。
・このエキサイティングな宇宙施設における英国宇宙庁とUKRI の共同の役割を強化する。

● 研究と支援活動

科学者らは、「ウェッブ」望遠鏡の機能を利用して独自の研究プログラムを追求するために、また英国のコミュニティでの使用と「ウェッブ」のより広い効果を強化するために、ファンディングを受ける。

[DW編集局]