[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国国務院国家発展改革委員会
元記事公開日:
2021/08/27
抄訳記事公開日:
2021/10/14

目を見張る中国の科学研究の進歩

中国科研进步令人刮目相看

本文:

中国国務院国家発展改革委員会はこのほど、「目を見張る中国の科学研究の進歩」と題する論評を報じ、次のように述べている。

中国国務院弁公庁はこのほど、「科学技術成果評価メカニズムの改善に関する指導的意見」と「中央財政科学研究経費管理の改革・改善に関する若干の意見」等の文書を相次いで発表し、中国の高度な科学研究発展のための新たな政策指針を提供している。

「嫦娥」は月に向かって飛行し、北斗はネットワークを形成し、高速鉄道は飛ぶように走行し、5G通信はスムーズに通じる等、ますます多くの中国科学研究の成果が世界トップレベルにランキングされている。外国メディアは、中国科学研究分野の多くの豊かな成果は、中国科学研究の総合力の急速な向上を反映していると述べている。

中国の論文は、量だけでなく、質においても急速に向上している。「日本経済新聞」によると、日本の文部科学省科学技術・学術政策研究所が最近発表した報告は、研究者の引用回数の上位10%に入る「関心のある論文」の数において、中国は初めて世界第一位にランクされたと指摘していると報じている。

ロシアの通信社スプートニクの報道によると、中国の材料科学、化学と工学の分野における科学研究の発展は特に顕著であり、かつ人工知能(AI)の分野において主導的地位にある。米国スタンフォード大学の2020年の調査では、学術雑誌に掲載されたAIに関連する論文の引用率から見ると、中国が占める比率は2020年に20.7%に達し、初めて世界第一位にランクされたと指摘している。

英国放送協会(BBC)は、中国のソーラーパネルや大型バッテリーなどのグリーンエネルギー技術製造は世界をリードしており、この分野におけるリードは中国のカーボンニュートラル目標の実現に役立つと述べている。

積極的な投資と豊富な人材は中国科学研究力の発展を支える鍵である。「日本経済新聞」は、2019年の中国の研究開発費は54.5兆円で、これは10年前と比べて2倍以上の増加であり、経費の増加速度は極めて速いと述べている。

スプートニクは、「中国はAIを戦略的に重要な研究分野であると見なしている。2017年に新世代の人工知能発展計画が公布された。この計画の実施により、中国は世界の人工知能分野の主要なイノベーションセンターになるであろう。その中で、人工知能発展3年行動計画は、スマートカー、スマートロボットとドローン、顔認識システム、音声、医療画像機器分析等のスマート製品の開発を推進する」と述べている。

英国「エコノミスト」誌の報道によると、中国は、経済成長の潜在力を維持するために、生産性の向上に努力をしており、中国の工業はロボット集約型に向かって進んでいる。産業のグレードアップを実現するため、企業は工場の現代化の度合いを高める努力をしている。

日本の「朝日新聞」は、中国は科学技術強国の建設を加速し、人工知能等の最先端分野における技術研究開発を推進している。科学技術イノベーションは成長の鍵であると見なされており、AI、量子情報、集積回路、生命と健康等はいずれも中国の重大科学技術プロジェクトに組み入れられていると述べている。

[DW編集局]