[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 原子力・代替エネルギー庁(CEA)
- 元記事公開日:
- 2021/09/01
- 抄訳記事公開日:
- 2021/10/15
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COVID-19:前臨床モデルで本疾患に対して効果的で革新的なワクチン候補を開発
COVID-19 : Un candidat vaccin innovant efficace contre la maladie dans des modèles précliniques
- 本文:
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2021年9月1日付原子力・代替エネルギー庁(CEA)の標記発表の概要は以下のとおり。
Covid-19ワクチン接種キャンペーンが続く中、利用可能なワクチンを改善し、パンデミックや変異株と闘うための新しく効果的で革新的な候補を開発するための研究努力が各研究所で継続されている。それによって最大数の人々を保護することが可能になる。
ワクチン研究所(VRI)における国立保健医学研究所(Inserm)およびパリ・エストクレテイユ大学(Université Paris-Est Créteil)の研究者、および原子力・代替エネルギー庁(CEA)、パリ・サクレ―大学(Université Paris-Saclay)の研究者らが、免疫系の重要な細胞である樹状細胞を標的とするワクチンを開発した。このワクチンは、前臨床モデルにおいて、ウイルスに対する防御免疫応答を誘導することで、その有効性を示している。
研究者らは、第一に、免疫応答が低下し始める回復期の人々、またはすでにワクチン接種を受けた人々に、このワクチンが免疫反応を「高める」のに役立つ可能性があると考えている。
ヒトでの臨床試験は2022年に開始される予定である。この成果は9月1日付のNature Communications 誌に掲載される。
[DW編集局+JSTパリ事務所]