[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
科学技術部(MOST)
元記事公開日:
2021/08/30
抄訳記事公開日:
2021/10/18

中国科学技術部と中国銀行が戦略的協力協定を締結

科技部与中国银行签署战略合作协议

本文:

中国科学技術部と中国銀行は8月26日、北京で戦略的協力協定に調印し、科学技術と金融の協力を深め、科学技術の自立・自強を支援することとなった。調印式には、王志剛中国科学技術部部長、李萌副部長、劉連舸中国銀行董事長、劉金頭取、林景臻副頭取が出席した。

王部長は、「今回の戦略的協力協定の調印は、習近平中国共産党総書記の科学技術、金融に関する重要指示の精神と中国共産党中央、国務院(政府)の重大な決定を実行に移すための、科学技術部と中国銀行の具体的な行動であると指摘した。科学技術部と中国銀行は極めて良好な協力の基盤を有しており、双方は今回の調印という新たな出発点に立ち、密接な意思疎通と連絡を保持し、共に席に着き、共に話し、共に働き、協力協定の内容を共同で実行に移し、“1+1>2”の効果を獲得しなければならない。同時に“一行両会”(1つの中央銀行:中国人民銀行、2つの委員会:中国銀行保険監督管理委員会、中国証券監督管理委員会)等の部門との相乗効果を強化し、科学技術金融という“大きな文章”で良い仕事を行い、科学技術強国建設のために強力なサポートを提供しなければならない」と指摘した。

劉連舸中国銀行董事長は、科学技術部の長年にわたる信頼と支援に対して感謝の意を表明するとともに、数年間にわたり、中国銀行が行った科学技術イノベーションへの金融支援の関連の業務について紹介した。これまでに、中国銀行の科学技術型企業に対する融資残高は6000億元(約10.4兆円)を超えている。劉連舸董事長は、中国銀行は国の「第14次五カ年」計画綱要を真剣に実行に移しており、「第14次五カ年」計画において、科学技術金融をグループの「八大金融」のトップに置いている。「第14次五カ年」計画期間中に、2兆元(約34.7兆円)の包括的な科学技術金融支援を提供する計画であることを明らかにした。

王志剛科学技術部部長と劉連舸董事長がそれぞれ科学技術部と中国銀行を代表して協力協定に調印した。協定に基づき、双方は国の戦略的科学技術力、企業の技術イノベーションと科学技術成果の移転、科学技術イノベーションと起業等の分野で、強力な協力を展開する予定である。

[DW編集局]