[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2021/09/02
抄訳記事公開日:
2021/10/27

ドイツとEUの技術主権強化を目指す評議会が活動を開始

Rat für technologische Souveränität nimmt Arbeit auf

本文:

2021年9月2日付ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記報道発表の概要は以下のとおりである。
BMBFが設立した技術主権に関する評議会の設立総会が開催され、各分野から11人の専門家が招集された。
科学、経済、および社会の代表者で構成される本評議会の目的は、主要な技術分野におけるドイツと欧州連合(EU)の技術主権を強化するために、この数か月間で、BMBFへの提言を作成することである。
これについてカルリチェクBMBF大臣は次のように述べた。
「ドイツとEUは、研究・イノベーション政策を通じて、国際的な競争力を維持し、水素や量子などの重要な技術領域で、エンジニアリングと開発スキルにより、グローバルな標準をつくり上げることを目指している。ドイツと欧州では、重要技術を、自身の専門技術に基づいて理解し、開発し、そこから製品を生み出さねばならない。ドイツとEUの技術主権の強化は、今後数年間において、全力で推進する必要がある。正しい戦略をつくり上げるためには、幅広い専門知識が必要である。この目標を念頭に、新しく立ち上げた技術主権に関する評議会が活動を開始し、提言作成に当たっていることを喜ばしく思っている」。
重要技術の開発と応用を、国際的に対等な立場で、かつ我々の価値観に沿って、将来も継続して行えるようにするために、BMBFは技術主権のためのプログラムをかなり前から一貫して開発してきた実績がある。

[DW編集局]