[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
大統領府
元記事公開日:
2021/09/03
抄訳記事公開日:
2021/10/28

バイデン政権がパンデミック対応能力強化のための計画を発表

FACT SHEET: Biden Administration to Transform Capabilities for Pandemic Preparedness

本文:

2021年9月3日付けの大統領府による標記発表の概要は以下のとおりである。

1月20日、バイデン大統領は、米国の国家生物準備政策を政府全体で見直すことを指示し、国家安全保障会議のグローバル・ヘルス・セキュリティとバイオディフェンスに関する事務局を再設置した。そして本日、将来のパンデミックやその他の重大な生物学的脅威に備え、迅速かつ効果的に対応するべく、米国の能力を変革するための計画「パンデミックに対する米国の備え:米国の能力の変革」(American Pandemic Preparedness: Transforming Our Capabilities)を公表する。本計画は、パンデミックへの備えとバイオディフェンスを強化し、リソースを確保するための大規模な戦略の中核となるものである。

本計画では、生物学的脅威から米国を守るために必要な5分野における緊急のニーズと機会を提示している。
I. ワクチン、治療薬、診断薬の大幅な改善と拡大を含む、医療防御の変革
II. 早期警戒とリアルタイム監視のための感染症の脅威に関する状況認識の確保
III. 緊急事態に対応できるような米国内外の公衆衛生システムの強化
IV. 個人防護具、備蓄品とサプライチェーン、バイオセーフティ、規制改善等の中核能力の構築
V. アポロ計画のような、真剣な目的意識、コミットメント、説明責任を有するミッション管理

この能力改革を達成するためには、政府全体での体系的な取り組みとビジョンの共有が必須であり、真剣かつ持続的な取り組みと野心的な説明責任が必要である。また、本計画では、パンデミック対策として公衆衛生を強化する取り組みに加えて、米国の公衆衛生システムを強化し、公衆衛生の労働力を再活性化させるという幅広いニーズにも対応する必要がある。今後数週間で、政府全体の生物学的準備の見直しを完了し、この構想に基づいて、将来のパンデミックやその他の重大な生物学的脅威に備える。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]