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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2021/09/07
- 抄訳記事公開日:
- 2021/11/01
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欧州が、がん研究における患者参加を強化
Europa stärkt die Patientenpartizipation in der Krebsforschung
- 本文:
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2021年9月7日付ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の標記報道発表の概要は以下のとおりである。
ドイツ、ポルトガルおよびスロベニアの3か国は、現在のEU理事会の共同議長国として「がん研究への患者参加を成功させるための原則」を採択した。
がんは現在もなお、現代医学の最大の課題の一つである。欧州では毎年270万以上の人々ががんに罹っている。患者中心のがん研究は、長期的には欧州の標準となり、患者の要望にさらに対応したものになるべきである。このため、9月7日に、3か国の研究担当大臣は、「がん研究への患者参加を成功させるための原則」を採択した。複数のプロセスを経て、患者組織、研究者、医療・看護の専門家、産業界や資金提供組織の代表者、および欧州全体からのその他の利害関係者が、新しい基本原則の策定に参画した。
これに関してカルリチェクBMBF大臣は次のように述べた。
「新しい原則により、重要なインパクトのあるメッセージである「欧州全土で科学が開かれたものとならなければならない」を発信することができた。。より多くの患者の参加に向けて、研究における文化的変化が必要である。新原則では、がん研究の影響を受けた人々の体系的な関与を求めている。それによって、がん患者にとって非常に重要なテーマである、生活の質という問題に、、再度焦点が当たるようになっている。この原則は実施の際の重要な一助となるものであり、行動のための具体的な提案を提供するものである。このようにして原則は、がん研究における患者と科学の新しい共存のための重要な基礎となっている。現在の原則は、その意義において、単に応用腫瘍学分野に留まらず、全体として健康志向の研究に適用可能なものである。欧州全体において、患者参加が、ますます標準とならなければならないという明確なシグナルである。」。
スロベニアのクステク教育・科学・スポーツ大臣は、次のように付け加えた。
「がん研究に、がん患者、そのサバイバー、およびその家族を関与させることに焦点を当てることで、この研究分野の境界を拡げ、変化させていく。研究、ケア、予防の複合体全体を注目することで、より良い結果と、より健康な人々の増加を実現したいと思っている。これらのことから、各国と欧州の研究の取り組みが互いに調整されることに取り組み、全ての欧州諸国に参加を呼び掛ける」。 [DW編集局]